建設DXコミュニティ・ON-SITE X開設|マッチングから資金調達まで支援

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加和太建設株式会社(静岡県三島市 代表取締役:河田 亮一)は、地方建設会社とスタートアップをつなぐ建設DXコミュニティ「ON-SITE X」を2022年7月20日より開設し、「生産性向上の余地がある潜在的な課題を抱える建設業」 × 「建設業に参入がしづらいが、テクノロジーを有するスタートアップ」の両者を引き合わせることで、業界の課題解決とスタートアップの建設業向けプロダクト開発支援に取り組みます。

建設DXコミュニティ「ON-SITE X」とは 

建設DXコミュニティ「ON-SITE X」は、全国の地方建設会社とスタートアップをオンラインマッチングし、建設会社が抱える課題の可視化から、その解決を図るためのスタートアップ側のプロダクト開発を支援し、建設業の生産性向上・提供価値向上などにつなげることを目的としたコミュニティです。

取り組む課題は、土木・建築領域の設計・施工・維持管理等の領域を指す狭義の「建設テック」によるDXに限らず、建設会社の持つ慣習や風土などに起因する課題も可視化し、「建設会社全体のDXに資する、新たなプロダクト開発につなげることを目指します。

建設DXファンド組成で、スピード感をもったプロダクト開発も支援

コミュニティで顕在化した課題を実際に解決するためのプロダクト開発・ローンチまでを支援するために、「建設DXファンド」の組成も2023年初頭運用開始を目処に計画。金融機関とも連携を図りながら、参画する建設会社から各社1〜3億円程度の出資を募り、ゆくゆくは最大100億円規模のファンドを目指します。

まずは、スタートアップが提供する既存プロダクトの活用等を通じて建設業ならではの課題を明らかにし、実際に建設業に特化したプロダクト開発につなげられるよう、資金調達の仕組みも同時に準備を進めてまいります。

建設DXを推進する鍵は、「課題特定」のためのマッチング

加和太建設では、建設テック事業を兼ねてから手掛けており、クラウド型建築施工管理支援システム「IMPACT CONSTRUCTION」に加え、現在は新たな事業も検討を進めています。

この中で実感しているのは建設業側の「課題特定」の重要性・難しさ。旧来より労働集約型産業としての特性が強い建設業においては、「時間を費やして解決する」という風土がまだまだ根強く、現場は「課題を課題として認識していない」という現実があります。また、課題の掘り起こしの難しさからスタートアップ側も新規参入がしづらい状況が同時に起こっています。

そこで、「生産性向上の余地がある潜在的な課題を抱える建設業」 × 「建設業に参入がしづらいが、テクノロジーを有するスタートアップ」の両者を引き合わせるコミュニティをつくることが、建設DX推進に役立つと考え、今回の取り組みをスタートするに至りました。

建設業を「まちづくり産業」に変革する・加和太建設の思い

代表取締役 河田 亮一 より

加和太建設は「地方建設業のあり方をまちづくり産業に変え、地方から日本を元気にする」という根底にある思いを大切に、土木・建築だけでなく、不動産、施設運営、クラウドサービスの展開等多岐にわたる事業を展開してきました。

今回の取り組みを通じ、地方建設業の生産性向上をスタートアップの力で実現し、その先に今回のプラットフォームに参画してくださる建設会社をはじめとする地方建設会社が、それぞれの地域や社会に対して提供できる価値を増やしていくきっかけを一緒につくっていきたいと考えています。「まちづくり産業としての建設業」という在り方を加速させられるよう、一歩ずつ取り組んでまいります。

関連URL

・コミュニティアプリ提供元 テイラーワークス社 プレスリリース
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000059156.html
・「ON-SITE X」に関する紹介(加和太建設公式note)
 
https://note.com/kawata_note/n/n3dbc6641f70c

加和太建設株式会社 概要

                              
所在地:静岡県三島市文教町1- 5-15
代表者:代表取締役 河田 亮一
設立:1946年
事業内容:総合建設業, 不動産業, 施設運営事業など
コーポレートサイト:https://www.kawata.org/