MoN Takanawaとは|フロア構成と楽しみ方を解説

※本記事の要約・構成にはAIを活用しており、最終的な監修・解説は編集部が担当しています。

JR東日本が進める「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」の第2街区に、新たな文化創造の拠点となる「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ)」が竣工し、2026年3月28日に開業を迎えました。

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,MoNについて,https://montakanawa.jp/about/,参照日2026.4.9

MoN Takanawaは、TAKANAWA GATEWAY CITYの文化創造・発信拠点として開館した複合型ミュージアムです。展示・ライブ・ワークショップに加え、足湯や屋上庭園など滞在空間も備えます。

本記事では、4つのコア空間やパブリックスペース、レストランなどの見どころを分かりやすく解説します。

概要まとめ

MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)(以下、MoN Takanawa(モン タカナワ))は、展示・パフォーマンス・滞在空間を一体で体験できる“文化の実験的ミュージアム”です。用途の異なる複数の空間を、館内の回遊動線でつなぐ設計が特徴です。

施設概要

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,MoNのデザイン,https://montakanawa.jp/about/design/,参照日2026.4.9

施設名称:MoN Takanawa: The Museum of Narratives
敷地面積:7,977.31㎡
延床面積:28,952.55㎡
規模:地上6階、地下3階
建物高さ:44.98m
構造:S造・RC造・SRC造
主要用途:展示場、集会場(シアター)、飲食施設、物販店舗、駐車場
事業者:東日本旅客鉄道株式会社

アクセス

  • JR東日本:高輪ゲートウェイ駅直結(北改札口から徒歩6分)
  • 都営地下鉄浅草線:泉岳寺駅(A4出口から徒歩3分)

参照:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,アクセス,https://montakanawa.jp/access/,参照日2026.4.9

設計・デザイン・施工ゼネコン

  • 設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
    (JRE設計、JR東日本コンサルタンツ、日本設計、日建設計)
  • デザイン:隈研吾建築都市設計事務所(外装デザインアーキテクト)
  • 施工:鹿島建設

特徴

TAKANAWA GATEWAY CITY 唯一の低層構造

MoN Takanawaは、TAKANAWA GATEWAY CITYの文化のシンボルとしてデザインされ、地上6階・地下3階の低層構造を採用しています。

周辺の高層棟群の中で、あえて低層のスケールに留めることで、建物全体が“街の中を歩いて体験できる文化装置”として機能するのが特徴です。実際、館内外を回遊しながら複数の空間を行き来できる構成が前提となっており、展覧会やパフォーマンスだけでなく、滞在そのものが体験になる設計思想が読み取れます。

「螺旋(スパイラル)」を描く木材と緑の外観

MoN Takanawaの外装は、木材をふんだんに用いた“スパイラル状”のデザインが大きな特徴です。
公式には「大地から空へと昇るようなスパイラル状の外装デザイン」と説明されており、建物そのものが“上へ上へと歩きたくなる”動線の象徴にもなっています。

また、外観を彩る植栽についても、「ほとんどは日本の在来種で構成」され、四季の花々や季節の移ろいを感じられる点が明確に示されています。

木と緑のレイヤーが重なったファサードは、屋内外をシームレスにつなぐ意図も含まれており、都市の中にいながら自然の気配をまとった“文化の回遊体験”をつくり出しています。

新たな日本文化の創造&発信拠点

MoN Takanawaは、「100年先へ文化をつなぐ」ことをミッションに掲げ、多様なパートナーとの共創を通じて、新たな日本文化を創造し、世界へ発信していく拠点として位置づけられています。
ここでいう文化は、単に保存されるものではなく、時代の価値観や技術と結びつきながら更新され続けるものとして捉えられており、その考え方はブランドコンセプトにも表れています。

さらに、年2回の「シーズンテーマ」を軸に、伝統・アート・テクノロジー・自然科学・エンターテインメントなど分野横断型のプログラムを展開する方針が示されているため、訪れるたびに異なる角度から“いまの日本文化”に出会える施設になっています。

つまりMoN Takanawaは、鑑賞の場に留まらず、問いを起点に新しい物語(Narratives)を生み出し、次の時代へ手渡していくための「創造と発信のプラットフォーム」だと言えます。

鹿島建設が担った「MoN Takanawa」施工の見どころ

MoN公式展示で「難工事」まで可視化――施工プロセスを“体験コンテンツ”にしている

MoN Takanawaでは、開館記念プログラム「ひらけ モン! 展」の中で、施設が生まれるまでの構想・議論・試行錯誤を、計画資料やスケッチ、プロトタイプ、インタビュー、映像などで辿れる構成になっています。

この展示の特徴は、設計やデザインの話だけでなく、難工事の様子まで含めて紹介すると明記されている点です。建物そのものを“鑑賞対象”にするだけでなく、施工の苦労や現場のリアリティをストーリーとして外に出す姿勢が見て取れます。

さらに展示協力のクレジットには鹿島建設が含まれており、公式側が「鹿島の手掛けた工事」を“誕生物語”の重要要素として扱っていることがわかります。
建設業界の視点で言えば、施工プロセスは通常クローズドになりがちですが、本件は「工事そのものをコンテンツ化する」という珍しい見せ方が成立しており、発注者・運営者・設計・施工が同じ方向を向いた好例として紹介できます。

「スパイラル×木材×緑(在来種)」の外装コンセプトが、施工調整力を試す建築になっている

MoN Takanawaの外装は、公式に「木材をふんだんに用いた、大地から空へと昇るようなスパイラル状の外装デザイン」と説明されています。 また、館を彩る植栽についても、「植栽のほとんどは日本の在来種」で構成され、四季の移ろいを感じられる点が明確に示されています。

このような“回遊性のある外装”と“緑化のレイヤー”を建築として成立させるには、木材・防水・植栽(荷重や潅水も含む)など、複数工種の取り合いが密になりやすく、施工段階での調整難度が上がります

ここは公式が語るコンセプトそのものが、建設実務では難所になり得るタイプだと言え、意匠意図の実現に向けた施工側の総合調整が重要だったことが想像できます。

吹抜けの“開放感”と「特定防火設備」を両立――新仕様の防火ガラスが先行採用された

MoN Takanawaのもう一つの注目点は、吹抜けや回廊など“抜け感”のある空間づくりと、防火(特定防火設備)を同時に満たすための材料採用です。

2026年4月20日の丹青社ニュースリリースによると、景色を鮮やかに見せるウインドウフィルム「ポジカ®くっきり™フィルム」を貼り付けた新仕様の防火ガラス 「ファイアライト®F エアリティ™」が、MoN Takanawaに先行採用されています。同リリースでは、このガラスが「回廊と吹抜け空間を明るく間仕切る」用途であることも示されており、防火性能を確保しながら、色彩の自然さ・視認性・透明感を狙うという設計ニーズに応える採用例として整理されています。

施設内部の一例

施設内部は、体験の内容に応じた機能的な空間構成がなされています。その中の一例をご紹介します。

Box300(2F)

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,施設案内,https://montakanawa.jp/facilities/,参照日2026.4.9

壁の開閉によりホワイエと一体化できる実験的空間です。クリエイターや企業との共創プログラムのほか、夜間はDJイベントやパブリックビューイングの舞台にもなります。

Box1000(B3F〜B1F)

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,施設案内,https://montakanawa.jp/facilities/,参照日2026.4.9

ステージ全面にLEDが設置された最新シアター空間です。デジタル演出のライブやパフォーマンスの他、アバター参加型のプログラムでは遠隔地からの参加も可能です。

Box1500(5F)

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,施設案内,https://montakanawa.jp/facilities/,参照日2026.4.9

アート、エンターテインメント、工芸を融合した新しい体験ができます。約1,500 ㎡の空間は館内最大規模で、講演会やライブの会場にもなります。

Tatami(4F)

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,施設案内,https://montakanawa.jp/facilities/,参照日2026.4.9

約100畳の畳が広がり、靴を脱いでくつろげる空間となっています。伝統的な和文化にテクノロジーを掛け合わせた、MoNならではのユニークな体験を楽しむことが出来ます。

MoNファーム(RF)

出典:MoN Takanawa: The Museum of Narratives,施設案内,https://montakanawa.jp/facilities/,参照日2026.4.9

季節の花々や草木、果樹、野菜やハーブを育てる屋上菜園です。日本の在来種を中心とした植物で構成されています。

公式サイト

URL:https://montakanawa.jp/

まとめ

MoN Takanawaは、展示やライブ、実験的なプログラムに加えて、足湯テラスや屋上庭園など“滞在して楽しむ”仕掛けまで備えた、これまでの美術館像にとらわれない文化拠点です。初めて訪れる場合は、エントランスで当日のプログラムを確認し、フロアを回遊しながら自分に合う過ごし方を見つけるのがおすすめです。

なお、開館時間は全体として10:00〜21:00が基本ですが、プログラムや各店舗によって異なるため、目的の展示やイベントがある場合は事前に公式情報を確認すると安心です。

駅直結でアクセスもしやすいので、気軽に立ち寄って“いまの文化”と“これからの文化”が交差する空気感を体験してみてください。