東京メトロ有楽町線・南北線 延伸はいつ?|ルートを解説

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トレンドワード:東京メトロ有楽町線・南北線 延伸
「東京メトロ有楽町線・南北線 延伸」についてピックアップします。首都圏の鉄道ネットワークは、都市機能や暮らしやすさを左右する重要な社会インフラです。
なかでも近年注目されているのが、東京メトロ有楽町線・南北線の延伸計画です。有楽町線は臨海部と都区部東部を結び、南北線は品川を起点に都心主要エリアへのアクセス強化を図ります。本記事では両路線の延伸ルートや開業時期、期待されるメリットについて整理し、都市や沿線地域にもたらす影響をわかりやすく解説します。
東京メトロ「有楽町線」の延伸
ここでは、東京メトロ「有楽町線」の延伸について解説します。
延伸ルート(豊洲-枝川-東陽町-千石-住吉)

東京メトロ有楽町線の延伸計画では、豊洲〜住吉間に枝川駅・千石駅の中間新駅が設置されます。これにより、東京メトロが豊洲駅、東陽町駅、住吉駅で既存路線と接続します。
広域的な地下鉄ネットワークが形成されることで、国際競争力の強化の拠点である臨海副都心と都区部東部の観光拠点等とのアクセス利便性の向上が実現するのがメリットです。
さらに東京メトロ東西線等の混雑緩和が図られるとともに、沿線における地域の活力や魅力の向上等も期待されます。
工事はいつ?

東京メトロ有楽町線延伸は、2030年代半ばに開業予定です。2022年3月に鉄道事業の許可、2024年6月に都市計画決定が告示されており、2025年11月5日には工事着手済みです。
有楽町線延伸のメリット
ここでは、東京メトロ有楽町線延伸のメリットについて解説します。
臨海地域とのアクセス向上

有楽町線延伸によって、都心北東部から臨海副都心へのアクセスが大幅に改善されます。現在、住吉〜豊洲間の移動は約20分で乗換え2回必要ですが、延伸後は乗換え不要で約9分に短縮され、移動負担が軽減するのがメリットです。
これにより臨海地域の生活利便性や観光・ビジネスの利便性が向上し、地域の魅力も高まります。
既存路線の混雑緩和

延伸によって東西線・木場〜門前仲町間の混雑率が国の目標値(180%以下)になると想定されており、東西線をはじめ周辺路線の混雑緩和が期待されます。
新たな交通ルートができることで利用者が分散し、既存の混雑した時間帯の乗車負担が減るため快適な通勤・通学環境の実現につながります。
鉄道ネットワークの多重化が実現

鉄道ネットワークの多重化により、障害発生時でも機能不全にならないような代替ルートを確保できます。延伸後は、現状ゆりかもめしかない臨海部へのアクセス経路が2ルートに増えるため、鉄道の信頼性と災害時の輸送維持能力が高まります。
鉄道空白地帯の解消

延伸区間に中間新駅が設置されることで、「既存駅から徒歩10分圏外」とされる鉄道空白地帯が解消されます。これにより鉄道アクセスが不便だった地域でも利便性が向上し、住民の生活圏が広がるとともに、周辺地域の人口流入や商業・都市機能の強化にも寄与することが期待されます。
東京メトロ「南北線」の延伸
ここでは、東京メトロ「南北線」の延伸について解説します。
延伸ルート(白金高輪-品川)

東京メトロ南北線延伸計画では、南北線を白金高輪駅で分岐し品川駅方面に2.5km延伸予定です。これにより、六本木・赤坂エリアと品川エリアとのアクセス利便性の向上が図られます。
工事はいつ?
東京メトロ南北線延伸計画は、2030年代半ばの開業を目指しています。
2022年には東京メトロが鉄道事業許可を申請し、2022年3月28日付で国土交通大臣より許可を受けました。そして2024年6月17日に東京都市計画の決定が告示され、2024年11月5日に工事着手されています。
有楽町線延伸のメリット
ここでは、東京メトロ有楽町線延伸のメリットについて解説します。
六本木・赤坂エリアと品川エリアのアクセス向上

南北線延伸により、六本木・赤坂などの都心主要エリアと、品川駅周辺の広域交通結節点が直結されます。従来は六本木一丁目から品川へ行く際、乗換え2回で約19分かかりますが、延伸後は乗換え不要で約9分へ大幅短縮されて利便性が向上します。
これにより、ビジネス・観光・通勤の移動負担が軽減し、アクセスの効率性が高まるのがメリットです。
品川~都心部の補完ルート確保

南北線延伸によって、品川と都心部を結ぶ別ルート(リダンダンシー)が確立されます。災害や運行トラブルが発生した際でも代替ルートとして機能するため、交通網全体の信頼性と回復力が強化されるのがメリットです。
主要ターミナルである品川へのアクセス手段を多様化することで、鉄道ネットワークの耐障害性が向上します。
周辺鉄道路線の混雑緩和

南北線の延伸により、品川~新橋~赤坂方面への旅客流動が新ルートへ分散し、他路線の混雑緩和が期待されます。とくに銀座線など繁忙路線での利用者負担が軽減され、全体の輸送バランスが改善する点が期待されています。
まとめ
東京メトロ有楽町線・南北線の延伸は、移動時間の短縮や混雑緩和にとどまらず、都市全体の交通バランスを最適化する重要な取り組みです。有楽町線では臨海地域と東部エリアの結節性が高まり、南北線では品川と都心を結ぶ新たな軸が形成されます。
両延伸により鉄道ネットワークの多重化や地域活性化が進み、将来の都市競争力や防災性の向上にも寄与することが期待されます。