【2026年最新】建設不動産総合研修センター(CECC)とは?口コミ・問い合わせ方法・修了証・振込先まで完全ガイド

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Category:コラム建築
Tag:建築

著者:上野 海

建設不動産総合研修センター(CECC)は、建設業・不動産業で働く人にとって避けて通れない法定講習や資格研修をオンラインで受けられる専門機関です。

しかしWeb検索をすると「怪しい」「修了証が届かない」「問い合わせ先がわからない」といった不安の声も見つかります。

そこで本記事では、CECCの実態・口コミ・修了証・振込先・問い合わせ方法まで、一次情報をもとに網羅的に解説します。

建設不動産総合研修センター(CECC)とは?

建設不動産総合研修センター(CECC)は、労働安全衛生法に基づく法定教育や、建設・不動産業向けの専門講習をeラーニングで提供する一般社団法人です。

前提として、国土交通省や厚生労働省の制度では、建設現場で働く作業員や管理者に、職長教育・特別教育・安全衛生教育などを受講させる義務が定められています。対してCECCは、これらの法定講習をインターネット経由で受講できる仕組みを提供し、企業や個人が時間や場所に縛られずに法令遵守できる環境を整えています。

「法令で必要な教育を提供する公式研修機関」であるため、一般的な資格ビジネスとは異なるのが特徴です。建設会社や不動産会社は、コンプライアンス対応として利用しています。

CECCで取得できる資格・講習一覧

CECCでは、法定安全衛生教育・国家資格対策・実務スキル研修・企業向け出張講習の4カテゴリに分けて、建設・不動産業に必要な教育を網羅的に提供しています。

分類主な目的
安全衛生WEB講座法令で義務付けられた作業者教育
資格対策WEB講座国家資格の試験対策
即戦実務WEB講座現場・管理業務の実務力強化
企業研修(出張)企業単位での安全教育

出典:建設不動産総合研修センター「CECC建設不動産総合研修センターのWEB講座 開講講座・お申込み」

建設業界では、厚生労働省が定める労働安全衛生法や、国土交通省の技術者要件により、職種ごとに受講すべき教育が細かく決められています。CECCはこの制度に対応し、Web完結型で証明書まで発行できる数少ない教育機関です。

以下より、それぞれの講習の概要を紹介します。

安全衛生WEB講座(法定の労働安全衛生教育)

安全衛生WEB講座は、労働安全衛生法に基づく特別教育・安全教育をオンラインで受講できるCECCの中心的な講座です。講座の例を整理しました。

  • フルハーネス型墜落制止用器具使用者
  • 高圧・低圧電気取扱作業者
  • 石綿(アスベスト)取扱作業従事者
  • 足場の組立等作業従事者
  • 酸欠・硫化水素危険作業者
  • 熱中症予防管理者

厚生労働省は、危険を伴う業務(高所作業・電気作業・アスベスト・酸欠作業など)に対して、事業者に教育実施を義務付けています(労働安全衛生法第59条)。CECCはこれらをWeb講座化しており、遠隔地や中小企業でも法令遵守が可能です。

なお、これらを終了すると「教育修了証(携帯用プラスチックカード)」「受講証明書(会社保管用A4証書)」が郵送で発行されるため、元請会社・労基署への提出にも使用可能です。

資格対策WEB講座(宅建士・電気工事士・施工管理技士など)

資格対策WEB講座は、国家資格の合格を目指す個人向け試験対策コースです。以下に資格の例をまとめました。

  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • 第2種電気工事士(筆記・技能)
  • 1級・2級土木施工管理技士
  • 衛生管理者
  • 一級建築士(図面講座)

宅建士や電気工事士、施工管理技士は、建設・不動産業界で昇進・独立・専任要件に直結する資格です。CECCでは、それぞれの試験に特化した映像講義とデジタル教材を提供しています。

即戦実務WEB講座(施工管理・設備管理・ビルメン実務)

即戦実務WEB講座は、資格取得後や未経験者が、実際の業務で必要なスキルを身につける実務研修です。たとえば、次のような研修を受けられます。

  • 施工管理の基礎講座
  • 設備管理者の電気基礎講座
  • ビルメンテナンス法規講座

建設業の生産性低下の原因のひとつに「実務スキル不足」があります。CECCはこのギャップを埋めるため、現場で使える内容に特化した講座を提供中です。

企業研修(出張講習・団体向け安全教育)

企業研修は、会社単位で労働安全衛生教育をまとめて実施できる出張型研修です。以下に、講習の内容をまとめました。

  • 足場・フルハーネス講習
  • 電気・酸欠・アスベスト教育
  • 新入社員向け安全教育

複数の作業員を個別に受講させるよりも、一括研修のほうが管理しやすくなるのが魅力です。コスト効率も高いため、元請・協力会社・建設会社でよく利用されています。

建設不動産総合研修センターの口コミ・評判

建設不動産総合研修センター(CECC)は、「実務で使えた」という口コミが多くある一方で、次のように「怪しさ」を感じている方の意見なども散見されます。

CECC建設不動産総合研修センターでweb講座を受けたのですが

「当センターへ必要書類が届き次第、事務局にて内容を確認いたします。内容に問題が無ければ当センターより3営業日~5営業日以内に、「提出受付完了メール」を、提出書類に不備があった場合は「不備内容を記載したメール」をお送りいたします。」

と公式には記載がありますが一週間たった今も自動返信以外来ません。

引用:Yahoo!知恵袋

cecc建設不動産総合研修センター ってとこでフルハーネスの受講をして受講報告書をメールで送ったのですが一向に返信がありません。

ホームページ曰く不備があった時もない時も返信を行うとあるのに何ひとつとしてありません。来たのは自動返信メールだけです。詐欺なのでしょうか?それとも何か私間違えているでしょうか?

引用:Yahoo!知恵袋

ただし、マイナスな意見については「制度の理解不足」による誤解が不満の正体です。

建設不動産総合研修センターはBtoCのスクールではなく、法定教育を扱うBtoB寄りの研修機関であるため、一般的な通信講座と違い、次のルールがあります。

  • 電話サポートがない
  • 修了証の発行に審査と発送期間がある

これを知らずに申し込むと、「遅い」「連絡が取れない」と感じやすくなります。特に建設会社から受講指示を受けた人は、建設不動産総合研修センターの仕組みを知らないまま使うため、不安が口コミとして表面化しやすいです。

建設不動産総合研修センターでは、わからないポイントなどを「よくある質問」として公式ページにまとめてあります。まずは、自身で疑問を解決するのがおすすめです。

建設不動産総合研修センターの修了証はいつ届く?【再発行できる?】

建設不動産総合研修センターの修了証は、WEB講座の全課程を修了し、修了考査と履修報告を行った後に発行されます。

内容確認と事務局での審査を経て、「教育修了証(プラスチックカード)」と「受講証明書(A4証書)」が書留郵送で届く仕組みであり、発送までには通常、申請後数日から1〜2週間程度かかります。

なお、受講期限(原則60日)を過ぎると修了証は発行されないため注意が必要です。

建設不動産総合研修センターの振込先・支払い方法

建設不動産総合研修センターの支払い方法は、以下の2種類です。

  • クレジットカード決済
  • 銀行振込

クレジットカードを選択した場合は申し込みと同時に決済・講座配信が行われるため、すぐに受講を開始できます。一方で銀行振込の場合は、申し込み後に届く「お申込み確認メール」に記載された振込先へ入金し、CECCで入金確認後、原則3営業日以内に講座が配信されます。

振込先はこの確認メールにのみ記載され、サイト上には公開されていません。領収書は入金または決済完了後、案内メール内のリンクからダウンロードできます。

建設不動産総合研修センターへの問い合わせ方法

建設不動産総合研修センターへの問い合わせは、原則としてメールまたはFAXで行います。

用途連絡先備考
一般的な問い合わせinfo@cecc.or.jp講座内容、申込み方法、制度全般の質問
受講・システム・支払い・修了証のサポートsupport@cecc.or.jpログインできない、修了証再発行、振込確認など
FAX03-6675-3994書面での問い合わせや提出が必要な場合
電話原則非公開公式サイトでは電話番号は案内されていない
事務局対応時間平日 9:00〜17:0012:00〜13:00を除く/土日祝は休業

出典:建設不動産総合研修センター「CECC建設不動産総合研修センターへのお問合せ」

建設不動産総合研修センターの所在地はどこ?【事務局と教育本部の違い】

建設不動産総合研修センターは、事務局と教育本部の2拠点体制で運営されています。次のように役割が異なるため、所在地も分かれています。

区分事務局教育本部
所在地〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目36-2 新宿第七葉山ビル〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町2-14 三栄町K1ビル
主な役割申込み管理・問い合わせ対応・修了証発行・事務処理講座の企画・教材作成・講師管理・教育運営
受講者との関係連絡・書類手続きの窓口講座内容・教育品質を管理
来訪の必要性原則なし(メール・WEB対応)原則なし(内部運営拠点)

事務局は、主に申込み管理、問い合わせ対応、修了証の発行事務などを担当します。一方、教育本部は、講座の企画・教材作成・講師管理など教育運営を担当するのが特徴です。

申込み・問い合わせ・修了証の手続きはすべてオンラインまたはメールで完結できるため、受講者が住所を見て「どこに行けばいいの?」と迷う必要はありません。

修了考査の答えは公開されている?【試験対策】

建設不動産総合研修センターでは、修了考査の回答などが一切公開されていません。公式サイトにも次のように記載されています。

修了考査結果の詳細や審査基準等に対するお問合せについては一切お答えできません。予めご了承ください。

引用:建設不動産総合研修センター「手続き・視聴ガイド」

これは、労働安全衛生法にもとづく教育の「受講の実効性」を担保し、単なる動画視聴ではなく「理解して修了したこと」を確認する仕組みとして修了考査が設けられているためです。

そのため、ネット上で出回っている「修了考査の答え(知恵袋・掲示板など)」は公式情報ではなく、正確性も保証されません。不確実な情報も多いため、注意しましょう。

建設不動産総合研修センターについてよくある質問【FAQ】

電話で問い合わせできますか?

建設不動産総合研修センターは、電話問い合わせに対応していません。講座の申込みや受講手続きは原則WEB対応となるため、急ぎでなければメール問い合わせのほうが確実に対応してもらえます。

修了証はいつ届きますか?

安全衛生WEB講座を全て修了し、修了考査と履修報告が完了すると、CECCの事務局で審査後に郵送されます。通常は申請後1〜2週間程度で発送され、教育修了証(カード)と受講証明書(A4)がセットで届きます。

資格証の再発行はできますか?

建設不動産総合研修センターが発行した教育修了証や受講証明書は再発行が可能です。紛失や記載変更がある場合は、事務局サポート(support@cecc.or.jp)に連絡すれば、受講履歴を確認後、再発行(手数料1,650円・税込)してもらえます。

まとめ

建設不動産総合研修センター(CECC)は、インターネット上で完結するWEB講座を提供しているため、「実態が見えにくい」「怪しいのでは?」と不安に感じる人がいます。

しかし実際には、CECCは一般社団法人として登記され、労働安全衛生法に基づく法定教育を提供している正規の研修機関です。資格対策・実務講座・企業向け出張研修まで網羅しており、建設・不動産業界に特化した人材育成インフラとして機能しているため、必要な研修や資格がある場合には、利用を検討してみてはいかがでしょうか。