TAKANAWA GATEWAY CITY|大林組・鹿島建設・フジタの駅前開発で品川はどう変わる?見どころ解説

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「TAKANAWA GATEWAY CITY」についてピックアップします。品川駅北周辺地区では、高輪ゲートウェイ駅(品川新駅)を中心に4街区の開発が進んでいます。
この記事では、TAKANAWA GATEWAY CITYの事業概要と見どころについて解説します。
「TAKANAWA GATEWAY CITY」とは|事業概要

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000609.000017557.html,参照日2025.11.27
ここからは、「TAKANAWA GATEWAY CITY」の事業概要について、港区等の資料からわかりやすく解説します。
所在地

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf,参照日2025.11.27
TAKANAWA GATEWAY CITYの所在地は、東京都港区港南2丁目、芝浦4丁目、高輪2丁目及び三田3丁目各地内です。隣接する高輪ゲートウェイ駅は2027年にリニア中央新幹線が開業予定で、首都圏や日本各地を結ぶ拠点として充実する予定です。
現在建設が進んでいる4街区のほか、将来的には5街区、6街区の建設も計画されています。(敷地南側の区域5、区域6)
構造・規模
TAKANAWA GATEWAY CITYの規模と構造は、以下をご参照ください。
| 建物 | 構造 |
|---|---|
| 1街区 TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 地上45階、地下3階 約173m |
| 2街区MoN Takanawa: The Museum of Narratives | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造地上6階、地下4階 約45m |
| 3街区 THE LINKPILLAR 2 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 地上31階、地下5階 約167m |
| 4街区 THE LINKPILLAR 1(NORTH・SOUTH) | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 地上30階、地下3階 約164m |
品川ゲートウェイ駅を中心として、南北に広がる細長い敷地に、大型複合ビル4棟と文化ホールが整備されます。それぞれの建物は歩行者デッキで接続され、駅と街全体をつなぐ交流空間が創出される計画です。
北側の1街区からは三田・田町方面、南側の4街区からは高輪地区とつながる基盤が整備されます。
面積
主な面積は、以下をご参照ください。
- 敷地面積:72,000㎡
- 延床面積:851,000㎡
着工日・オープン予定日

https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/takanawagateway.html,参照日2025.11.27
1~4街区のうち、4街区の2棟のみ25年3月に先行開業されています。全館開業は、2026年春を予定しています。
- 着工日:2019年
- 開業日:4街区(THE LINKPILLAR 1)2025年3月27日
1、2、3街区も含む全館開業は2026年春(予定)
ゼネコン|大林組、鹿島建設、フジタの3社

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf,
参照日2025.11.27
TAKANAWA GATEWAY CITYの施工は、大林組、鹿島建設、株式会社フジタの3社です。
大林組
- 4街区 THE LINKPILLAR 1(NORTH・SOUTH)
- 3街区 THE LINKPILLAR 2
鹿島建設
- 2街区 MoN Takanawa: The Museum of Narratives
株式会社フジタ
- 1街区 TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE
設計は、JR東日本建築設計が代表を務める品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体です。2街区の文化ホールの特徴的な外装デザインアーキテクトは、隈研吾建築都市設計事務所が担当しています。
また、ツインタワーとなる4街区のデザインアーキテクトは、ピカード・チルトン氏(米国)が担当しています。
TAKANAWA GATEWAY CITY 1~4街区の見どころ
TAKANAWA GATEWAY CITYは、用途の異なる4街区が開発されるプロジェクトです。ここからは、4街区それぞれの機能と見どころを見ていきましょう。

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf,
参照日2025.11.27
1街区 国際水準の高級賃貸住宅
TAKANAWA GATEWAY CITYの敷地の最北端に建設される1街区には、多様な居住滞在施設が整備されます。上層階は国際水準の居住施設、中層階は住宅、低層階にはインターナショナルスクールと子育て支援施設が整備される予定です。
外国人ビジネスワーカーとその家族に対応した施設で、短期・長期のどちらにも対応した生活支援機能を整備する計画です。
2街区 展示場、ホールがメインの総合文化施設
1街区の南隣に建設される2街区は、文化創造施設です。1~4街区とともに文化・ビジネス機能を連携・活用し、価値創造の好循環(エコシステム)を形成します。
文化創造施設の機能は主に4つあり、実験のラボ・体験のエキシビション・情報収集のライブラリー・発信のホールとなっています。
3街区 商業施設、クリニック、地域冷暖房を備えた防災拠点
3街区はTAKANAWA GATEWAY CITYの敷地の中央北部に位置し、泉岳寺駅との歩行者専用道が整備されます。機能はビジネスとがメインとなり、地下にはCGS(地域冷暖房)が整備されます。
また、地域住民だけでなく、外国人ビジネスワーカーにも対応する多言語対応の医療施設やフィットネス施設も計画されています。
4街区 南北のツインタワー、国際的な大企業のためのハイグレードオフィス
4街区はTAKANAWA GATEWAY CITYの敷地中心部に建設され、北棟・南棟のツインタワーとなっています。ビジネス機能がメインで、上層階には外国人ワーカー向けに国際水準の宿泊施設が整備されます。
地下にはビジネス支援施設として、カンファレンスやコンベンションなどの整備が計画されています。また、ビル前の新駅歩行者広場で高輪ゲートウェイ駅と連結し、オフィスとまちがシームレスにつながる空間を創出します。
「ニュウマン高輪」は3街区と4街区に展開

延床面積60,000㎡と、ルミネ史上最大規模の出店で話題となっている「ニュウマン高輪」は、3街区と4街区に展開します。
4街区のTHE LINKPILLAR 1では、2025年3月27日に一部店舗が先行開業されています。開業されたのは「ブルーボトルコーヒー」と「ニコライ バーグマン」の2店舗で、オフィスとショップのエントランスを融合させた、新たな空間づくりに挑戦しています。
TAKANAWA GATEWAY CITYと高輪ゲートウェイ駅で採用された工法・次世代建材
TAKANAWA GATEWAY CITYでは、注目の工法や新しい技術、次世代の建設資材が導入されています。ここからは、工法や建材などの見どころをご紹介します。
スカイツリーに匹敵、大林組で最大規模の逆打ち支柱杭単独施工
TAKANAWA GATEWAY CITYに隣接する高輪ゲートウェイ駅は、大林組による施工です。この建設では、最大規模の284本となる逆打ち支柱杭単独施工が行われています。逆打ち支柱杭とは、地上1階から地下階へと工事を進めていく工法で、地上階と並行して進められることから、工期短縮が実現できる工法です。
これまでの実績として、同様の大規模な施工はスカイツリーの237本があります。高輪ゲートウェイ駅は、スカイツリーに匹敵する最大規模の逆打ち支柱杭単独施工となっています。
JRE被災度判定支援システム「Gragram」
TAKANAWA GATEWAY CITYでは、白山工業株式会社とJR東日本建築設計が共同開発したJRE被災度判定支援システム「Gragram」が採用されています。JRE被災度判定支援システム「Gragram」とは、地震発生時に、避難指示と建物使用についての判断を支援する情報を表示するシステムです。
本システムは、構造技術者の知見をもとにした判定システムです。建物内部に複数設置された測定器によってデータを収集し、地震の基本的な情報や建物の被災度を表示、避難指示の判断と復旧対策をサポートします。
ETFE(エチレン・テトラフルオロエチレン)フィルムの大型膜屋根

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/tokyoken/tokyotoshisaisei/dai14/shiryou1.pdf,
参照日2025.11.27
4街区のTHE LINKPILLAR 1とJR高輪ゲートウェイ駅は、2階駅前広場「Gateway Park」によって接続されています。この駅前広場に、太陽工業株式会社の大型膜屋根が日よけとして施工されました。
今回施工された大型膜屋根は、ETFE(エチレン・テトラフルオロエチレン)フィルムを使用したもので、透明フィルムに白色フィルムが重ねられています。二種類のフィルムを重ねることで光をやわらかく拡散させ、心地よい空間づくりを実現しています。
ETFEはガラスよりも薄く軽量でありながら、曲面にも対応可能な柔軟性のある素材で、次世代の建材として採用が広がっています。
まとめ
TAKANAWA GATEWAY CITYは、国際ビジネス拠点としての基盤整備を目的として開発が進んでいます。将来的には南側に5街区、6街区と、さらに開発を進める計画があります。
TAKANAWA GATEWAY CITYの全館開業は、2026年春に予定されています。開発が進む品川エリアの変化に注目していきましょう。