おすすめ顔認証アプリ・システム|建設現場の入退場管理を楽に
目次
トレンドワード:顔認証アプリ
「顔認証アプリ」についてピックアップします。建設現場では、業務効率化のためにデジタル技術を活用したサービスが広がっています。アプリのダウンロードで使えるシステムから専用機器が必要なタイプまで幅広くご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
顔認証アプリとは
顔認証アプリとは、顔の特徴をAI技術で認識して本人確認を行うサービスのことを指します。近年、建設現場での活用が進んでおり、入退場管理の効率化に貢献しています。
顔認証は従来のICカードやタイムカード等と異なり、なりすましや紛失のリスクを防ぎ、セキュリティを向上できます。またリアルタイムでの勤怠データ収集や、複数拠点の一元管理も可能です。
顔認証アプリのメリット
ここでは、顔認証アプリの主なメリットをご紹介します。
簡単に本人確認できる
顔認証アプリはAI技術を活用して顔の特徴を瞬時に解析し、正確に本人確認を行えます。これにより、従来のIDカードや暗証番号入力と比較してよりスピーディーに認証が可能です。
特に建設現場など出入りの多い環境では、作業員の確認作業が簡略化できることでスムーズな入退場管理が実現します。また識別精度が高いため、なりすましを防ぐ効果も期待できます。
鍵やパスワード忘れを防止できる
顔認証アプリは鍵やパスワードが不要で、本人の顔そのものが認証手段となります。これにより、忘れ物や紛失のリスクを減らせるのがメリットです。
特に建設現場ではICカードや鍵の管理が手間になりやすく、紛失による業務の遅延が課題となりがちです。しかし顔認証を導入することで、スムーズな現場の運営が可能となります。また暗証番号の使い回しや共有のリスクも軽減でき、セキュリティの向上にも貢献します。
非接触のため衛生的
顔認証は非接触型の認証手段のため、衛生面でもメリットがあります。指紋認証やカードスキャンのように共用部分に触れる必要がないことで、感染症対策が求められる場面でも安心して利用できます。
特に、建設現場や工場のように多くの人が出入りする環境では、衛生を保つ上で効果的です。さらに定期的なメンテナンスや消毒の手間も減らせるため、導入後の管理コストを抑えられる点もメリットと言えます。
業務効率化につながる
顔認証アプリは本人確認を迅速に行えるだけでなく、勤怠データをリアルタイムで記録・管理できるのもメリットです。
また従業員の所在や稼働状況が一目で把握できるため、労務管理の透明性が向上します。これにより管理コストを削減しつつ、正確なデータ活用による生産性向上を図ることが可能です。
顔認証アプリに必要なアイテム
ここでは、顔認証アプリに必要な一般的なアイテムについて整理しておきます。ただし各サービスによって異なる場合があるため、実際に導入する際には提供元に確認しましょう。
インターネット環境
顔認証アプリの多くはクラウドベースで運用されるため、インターネット環境が必須です。認証データの送受信やリアルタイム管理を行うためには、安定した通信回線が求められます。
特に建設現場などで利用する場合、Wi-Fiやモバイル通信が利用可能かを事前に確認しておきましょう。接続不良を防ぐことで、スムーズな運用が可能になります。
スマートフォン・タブレット・専用機器等
顔認証アプリは、スマートフォンやタブレット、または専用端末で利用されることが一般的です。そのためアプリの仕様や用途に応じて、最適なデバイスを選定する必要があります。
また建設現場では耐久性のある専用機器が求められる場合もあります。利用環境や操作性を考慮し、現場のニーズに合ったデバイスを導入しましょう。
QRコード
QRコードは、顔認証と連動する場合に用いられることがあります。例えば従業員や訪問者が登録済みのQRコードをスキャンすることで、顔認証の補助として活用できます。
また、アクセス権限や入退場記録を分かりやすく管理するのにも役立ちます。導入時には、QRコード生成・読み取り機能の有無を確認しましょう。
現場におすすめの顔認証システム|①アプリで使える
ここでは、現場におすすめの顔認証アプリについてご紹介します。専用機器が不要で、お手持ちのスマートフォンを使って簡単に導入できるサービスが多く、広く活用されています。
ただし料金や対応機種は、2025年1月時点の情報です。最新情報は、各公式サイトをご確認ください。
Buildee|入退場管理「顔レコ」for技能者
Buildeeは、入退場管理機能をオールインワンできるサービスの「Buildee入退場管理」を提供しています。具体的には現場ごとに入退場履歴情報を記録し、CCUSに就業履歴情報を自動連携できるワンストップサービスです。
専用の入退場管理機器を利用すれば、AI顔認証が可能になります。作業員として一度登録すれば、どの建設現場でも簡単に手間なく再利用できます。また体表面温度の測定にも対応しているため、健康状態の確認も可能です。
料金
支店登録料(初回のみ) | 50,000円 |
基本利用料(月額) | 30,000円 |
現場利用料(月額) | 2,000円/現場ごと |
対応機種
- iPad / iPhone
【公式サイト】Buildee入退場管理
NEC|建設現場顔認証forグリ-ンサイト
「建設現場顔認証 for グリーンサイト」は、入退管理に便利な最新スマートフォンアプリです。具体的には作業現場の入退時に顔認証を行い、グリーンサイトと連携して「誰が」「いつ」「どこの現場の施工をしたのか」を正確に把握できます。
入退場記録情報などの一元管理や、各種レポートなどにも正確な入退場データが流用できるため、管理業務を大幅に省力化できます。世界No.1の認証精度を提供する顔認証AIエンジン「NeoFace」とGPS情報を組み合わせることで、正確かつスピーディに作業員の本人確認(資格情報含む)と入退場を記録できるのが特徴です。マスクやメガネ、帽子などを着用したままでも、高い精度で本人確認が行えます。
料金
- 初期費・基本料不要
- 従量制課金:30円/人/日/現場[税別]
対応機種
- iPad / iPhone / Android
【公式サイト】建設現場顔認証forグリ-ンサイト
NTT|EasyPass
「EasyPass」は、お手持ちのスマートフォンで簡単に顔認証入退管理が可能になるサービスです。5G×AIの高速・高精度な顔認証技術を活用することで、スムーズなゲート入退管理を実現しています。
具体的にはスマートフォンで撮影した顔データをDBの顔データと照合し、1人ずつ認証します。眼鏡、帽子を着用していても認証精度の低下はほぼ無く、SAFR-Platformにおける顔認証スピードは0.1秒未満です。
料金
- 月額100IDあたり225万円から
対応機種
- iPad / iPhone / Android
【公式サイト】EasyPass
パナソニック|KPASクラウド
パナソニックは、顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を提供しています。世界最高水準の顔認証エンジンを使用し、現場入退場の管理においても高精度の本人確認を実現しました。
クラウド型なので導入がしやすく、API連携も可能なので既存システム等の外部サービスとも容易に連携できます。ICカードや専用カードリーダー等が不要なので、どのような現場でも入退場記録を手軽に・正確に行えます。
料金
- 要問合せ
対応機種
- iPad / iPhone / Android
【公式サイト】KPASクラウド
現場におすすめの顔認証システム|②専用機器が必要
ここでは、専用機器が必要な顔認証システムをご紹介します。
リーセントテクノロジー|FaceAir
「FaceAir-建設業向け入退場管理システム」は、建設業向けの次世代型クラウドサービスです。顔認証を行うIoTとデータを集中管理するクラウドシステムを融合させることで、セキュリティを飛躍的に向上させます。
本人確認を顔認証で行うことによりなりすましによる様々な問題が解決できる他、電気錠やゲートシステムとの連携も可能です。また認証した結果は、グリーンサイトやWIZDOMを経由して建設キャリアアップシステム(CCUS )に、就業記録として連携することもできます。
料金
- 要問合せ
対応機種
- 専用キットを使用
【公式サイト】FaceAir
CTS|DAILYe
DAILYe(デイリー)は、建設現場向けの顔認証検温入退管理システムです。入退場・労務・検温を同時に記録し、クラウドで一元管理できます。
ディスプレイを設置し画面表示させることで、クラウドに登録された作業員や発注者、協力業者等の臨時入場者まで「今現場に入っている人」を顔写真付きでサイネージ化できます。さらに名前の横に「初心者マーク」を自動で表示することで、周囲がフォローしやすい環境作りに貢献します。
料金
- 要問合せ
対応機種
- 専用機器を使用
【公式サイト】DAILYe
スカイシステム|catlon
顔認証入退場管理システム「catlon」は、高精度AIカメラにより非接触で安全・確実に入退場管理できるサービスです。高精度顔認識技術により、マスク、ヘルメット、メガネを着用していても認識可能となっています。
小型2眼カメラとAIアルゴリズムを用いて、高精度に認識します。その上で入退場帳票を自動作成する機能も搭載されており、所属会社及び、月日指定で帳票(日報、週報、月)の管理をおまかせできます。
料金
- 要問合せ
対応機種
- 専用カメラを使用
【公式サイト】catlon
⑧Safie|Safie Entrance2
Safie Entrance2は、入退室管理ができる顔認証サービスです。電気錠とドアコントローラを接続することで、顔認証による入退室が可能になります。
クラウドシステムのため、サーバー導入などの大きなコストは必要ありません。また、データ保全やサーバーの保守も不要です。さらにクラウド録画サービスSafieと併設することで、より高いセキュリティを導入できます。
料金
- 月額費用 月々16,500円~
対応機種
- 専用カメラを使用
【公式サイト】Safie Entrance2
まとめ
顔認証システムを導入することで、建設現場での入退場管理が簡単になります。ICカードやパスワードを忘れるリスクが減ることで、業務効率化も可能です。専用機器が必要なタイプとアプリで導入できるシステムがあるので、現場の状況に応じて選んでみましょう。