西松建設ら、コンクリート打設管理システム開発|モバイルアプリで効率化

掲載日:
Category:
Tag:DXSDGs

株式会社フォーラムエイト(本社:東京都港区港南2-15-1、社長:伊藤裕二、URL:https://www.forum8.co.jp)と西松建設株式会社(東京都港区、社長:髙瀨伸利、https://www.nishimatsu.co.jp)は、コンクリート未打設部分の領域から最終的に必要なコンクリートの調整量を自動計算できる、コンクリート打設管理システムを開発しました。これにより、打設現場におけるスムーズな打設数量の調整、業務効率化による現場技術者の長時間労働の軽減を実現し、残コン・戻りコン(工事現場で使用されずに処分されるコンクリート)の大幅な抑制による環境負荷の低減に貢献します。

本システムは、現場技術者にとって、打設状況や進捗スピード、コンクリートの残数量や出荷状況などをリアルタイムに把握しながら限られた時間で未打設範囲の実測と計算を進めるなど、打設管理業務が非常に大きな負担となっていたことに着目し、DXによる現場の生産性向上をふまえて開発されました。タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末で使用できるアプリとなっており、画面に表示された施工図面で未打設領域を囲み指示することで、該当領域のコンクリート体積を算出し、最終的に必要なコンクリートの調整量を自動計算する機能を備えています。

コンクリート打設管理システムは、Web業務システムGSS(グループウェア・サポートシステム)経由で動作するアプリケーションとして、フォーラムエイトより2022 年度を目途に販売開始を予定しています。

コンクリート打設管理システム

■GSSグループウェア・サポートシステム
スイートERP・ベースシステム標準価格:10ユーザ198,000円(税込)~
■コンクリート打設管理オプション

あらかじめ図面を読み込み、体積を計算あらかじめ図面を読み込み、体積を計算

現場技術者用の操作画面。図面上で未打設部分を囲むと(赤線で囲まれた部分)、体積算出が行われ、残りの発注数量が自動計算される。現場技術者用の操作画面。図面上で未打設部分を囲むと(赤線で囲まれた部分)、体積算出が行われ、残りの発注数量が自動計算される。

タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末で使用可能。

タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末で使用可能。

配送管理者用の操作場面。生コン車が工場を出発した時刻や、荷卸が完了した時刻を記録し、荷卸が完了した時点で累計数量の値が更新される。CSV出力可能。配送管理者用の操作場面。生コン車が工場を出発した時刻や、荷卸が完了した時刻を記録し、荷卸が完了した時点で累計数量の値が更新される。CSV出力可能。

関連情報

▼西松建設株式会社 プレスリリース
https://www.nishimatsu.co.jp/news/news.php?no=NTE0
▼GSSグループウェア・サポートシステム
https://www.forum8.co.jp/product/gss.htm

【この記事を読んだ方におすすめの記事はこちら】

西松建設の建設現場DX推進 施工管理サービスでペーパーレス、リモート化に着手

西松建設株式会社(東京都港区、代表取締役社長:髙瀨 伸利、以下 西松建設)と株式会社イーリバースドットコム(東京都江東区、代表取締役社長:高… more

ビルドアップニュース

ゼネコン16社、建設RXコンソーシアム設立|ロボやIoTで技術連携

ゼネコン16社が施工ロボットやIoT(※1)分野で技術連携する「建設RX(※2)コンソーシアム」を設立した。コンソーシアムは鹿島、清水建設と… more

ビルドアップニュース

日工がAIでコンクリートプラントのスマート化推進|国内初・画像認識AIで骨材判別

土木用プラントで国内シェアNo.1の⽇⼯株式会社(本社:兵庫県明⽯市、代表取締役社⻑:辻 勝 証券コード:6306 以下、「日工」)は、コン… more

ビルドアップニュース