大和ハウス工業、2023年 VE発表会を開催(ニュースリリース)
大和ハウスグループの株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:奥村洋治)は、6月29日に「2023年VE(バリューエンジニアリング)発表会」をオンラインにて開催しました。
1.概要
日時:2023年6月29日(木)9:30~16:10
発表数:27編
参加者:590名(フジタ本社および支社、支店、事業部、関係会社、協力会社等)
2.開催の趣旨
発表会は、フジタ、協力会社、関係会社から優れたVE実施事例を報告することにより、相互の情報交換を通じてVE技術の向上とVE活動の啓もう・発展を図ることを目的に毎年開催しています。
3.発表内容
開会にあたり、平野徹代表取締役専務執行役員(VE推進委員長)、前田茂樹品質・環境本部長より挨拶がありました。
続く事例発表では、2022年度に実施し、本社および支店・事業部などから報告、審査された479件の中から、建築、設計、管理、営業、設備、土木の6部門25編、ならびに関係会社より2編の発表が行われました。
発表内容は、施工の省力化・合理化、建築物の機能の向上、コスト削減および管理上の業務改善に関する取り組みなど多岐にわたりました。
表彰では、最も評価が高かった発表に社長賞が贈られたほか、最優秀賞、優秀賞、環境部門賞など各賞を発表しました。
平野徹代表取締役専務執行役員(VE推進委員長) 挨拶
コロナ禍で社会は激変し、さまざまなモノの価値、考え方が大きく変化しました。そのような中、VEについても、今後はコストを抑えること以上に、さまざまな価値が求められていくと感じています。
現在、フジタでは、DXに力を入れていますが、例えばBIM/CIM、AIなどを使って、作業の効率化を実現し、お客さまが望まれるものを素早くご提供することで、モノの価値は高まります。
また、GX、脱炭素への取り組みも同様で、いかCO2を削減できるかで価値が大きく左右されていきます。
その中でフジタの企業価値をいかに高めていくのか、その観点から一人一人がしっかり考えてVEを行って下さい。本日は日頃のVEの成果を発表してくれることに大いに期待しています。
前田茂樹品質・環境本部長 挨拶
世の中が大きく変化する中、VEで考えられる“それが果たすべき機能”を拡大していく必要があると感じています。
例えば、建物を作ることを想定した時、安全・品質・環境・工程・時短などの視点からも、VE手法を用いて、どのような役割を果たさなければならないかをよく考えてみてください。
お客さまの問題解決にも役立つと思います。本日は1年に1度の貴重な発表の機会ですので、多くの方に伝わるように、素晴らしい発表となることを期待しています。
4.審査結果
審査の結果、優秀事例は以下の通りです。
社内
社長賞:土木部門「トンネル掘削土の土壌分析に係る試料採取方法の改善」
※最優秀賞同時受賞
最優秀賞:建築部門「2階鉄骨柱、トラス梁の運搬方法の検討」
最優秀賞:設計部門「工場内大型倉庫の構造架構見直しによる総合的合理化提案」
※環境部門賞同時受賞
環境部門賞:土木部門「ズリ仮置場の改善・コスト縮減・省力化」
関係会社
最優秀賞:株式会社テクノマテリアル「コンクリート品質管理のデジタル化」
ウェブ会議システムで国内外の支社、支店などを結び、27編の発表が行われた