大成建設、ZEFの構築と取り組みで脱炭素チャレンジカップ2026環境大臣賞を受賞

大成建設株式会社(社長:相川善郎)が取り組む「ZEF(Net Zero Energy Factory)」の構築およびその取り組みが、「脱炭素チャレンジカップ2026」の企業・自治体部門において、最高位となる環境大臣賞(金賞)を受賞しました。また、WEB投票による上位3団体に贈られるマクドナルドオーディエンス賞も同時に受賞しています。
「脱炭素チャレンジカップ」とはどんな賞か
「脱炭素チャレンジカップ」は、CO2排出量の実質ゼロを目指した地球温暖化防止に関する地域活動を広く表彰する全国大会です。学校・団体・企業・自治体など、さまざまな組織が展開する優れた取り組みを対象としており、環境省や文部科学省も後援しています。今回は16回目の開催となりました。
ZEFとは何か
ZEFとは、「Net Zero Energy Factory(ネット・ゼロ・エネルギー・ファクトリー)」の略称で、大成建設が独自に定めた工場の評価指標です。
具体的には、次の2つのアプローチを組み合わせることで、生産工場における年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指しています。
・省エネルギー:工場全体の空調・換気・照明設備のスマート化などにより、省エネルギーを図る
・創エネルギー:再生可能エネルギーの導入により、エネルギーを創出する
なお、評価の対象となるのは、建築物のエネルギー消費に関係のない生産設備を除く工場全体の設備です。製造業の現場という特性を踏まえた、現実的かつ実効性の高い指標といえます。
受賞のポイント、なぜ高く評価されたか
今回の受賞において特に高く評価されたのは、ZEFを実際の案件へ導入し、その成果を社会に広く届けようとする継続的な活動です。
代表的な事例として挙げられるのが、OKI本庄工場H1棟への導入です。この実案件から得られた知見や成果は、国内外への情報発信や他工場への普及展開という形で積極的に活用されており、持続可能な製造業の実現に向けた具体的な貢献として評価されました。
こうした取り組みは、単に自社の工場を省エネ化するにとどまらず、業界全体を巻き込んで脱炭素社会の実現を後押しする姿勢として、審査員から支持を集めました。
今後の展開
大成建設は今後も、生産工場におけるカーボンニュートラルの実現を加速させるため、ZEFの適用をさらに推進していく方針を示しています。各発注者のニーズに応じた形でZEFを提案し、工場分野における脱炭素化の普及を図っていくとしています。
製造業における環境対応は、近年ますます重要なテーマとなっています。今回の受賞は、大成建設が業界のなかで先駆的な役割を担っていることを、あらためて示す結果となりました。
出典情報
大成建設株式会社リリース,「ZEF(Net Zero Energy Factory)」の構築および取り組みが「脱炭素チャレンジカップ2026」企業・自治体部門で環境大臣賞(金賞)を受賞,https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2026/260330_10983.html