臨海地下鉄はいつ開業?路線図ルートを解説

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「臨海地下鉄」についてピックアップします。東京駅や銀座、築地から有明・東京ビッグサイト方面を直結する計画で、交通利便性の向上や沿線まちづくりへの効果が期待されています。

一方で「いつ開業する?」「ルートや駅はどうなるのか」といった疑問も。そこで本記事では、臨海地下鉄の概要から路線図・ルート、メリット、今後の予定まで分かりやすく解説します。

臨海地下鉄とは

出典:東京都中央区,都心・臨海地下鉄新線パンフレット,https://www.city.chuo.lg.jp/a0035/machizukuri/koutsuukeikaku/rinkaichikatetsu.html,参照日2026.2.12

臨海地下鉄とは、東京都心部と臨海副都心エリアを結ぶ新たな地下鉄路線です。主に東京駅・銀座・築地周辺から有明・東京ビッグサイト方面へのアクセス強化を狙い、既存路線の混雑緩和や臨海部の都市機能向上を目的としています。

観光・国際展示拠点として発展が続いている臨海エリアと都心を直結することで、通勤・観光の利便性向上や防災面での交通ネットワーク強化も期待されています。

臨海地下鉄のルート・路線図(予定)

出典:東京都中央区,都心・臨海地下鉄新線パネル,https://www.city.chuo.lg.jp/a0035/machizukuri/koutsuukeikaku/rinkaichikatetsu.html,参照日2026.2.12

ここでは、臨海地下鉄のルート・路線図について解説します。

東京駅

東京駅や既存地下鉄駅、既設地下通路との接続や、日本橋川北側へ回遊できる地下ネットワーク動線が確保されます。また日本橋川沿いの景観を楽しめるよう、地上へスムーズにアクセスできる駅構造の構築が予定されています。

新銀座駅

新銀座駅では、広域的ネットワークである「Tokyo Sky Corridor」へのアクセス動線の確保が実現予定です。また既存地下鉄駅とのスムーズな接続や、地上へのアクセスに配慮された駅構造となります。

新築地駅

築地エリアや築地場外市場の回遊性が向上するよう、地上やデッキへスムーズにアクセスできる駅構造となる予定です。また築地市場跡地開発との連携や、築地川アメニティ整備構想へのアクセス動線も確保されます。

勝どき駅

新設される勝どき駅では、新島橋方面への地下ネットワーク動線が整備されます。また、大江戸線「勝どき駅」と接続する地下ネットワーク動線が形成される予定です。

晴海駅

晴海エリアは「HARUMI FLAG」の開発などによりまちづくりが進められている一方で、人口増加に伴う交通需要の増加への対応が課題となっています。

そのため新駅の設置により、晴海五丁目方面への地下ネットワーク動線の確保が予定されています。具体的には地下鉄から地上へのアクセス後、デッキレベルのネットワークへスムーズにアクセスできる駅構造になります。

豊洲市場駅

豊洲市場エリアには、豊洲市場・ミチノテラス豊洲・千客万来といった施設があります。周辺との連携により、スムーズな移動環境の構築を目指します。

有明・東京ビッグサイト駅

有明・東京ビッグサイト駅では、周辺まちづくり (有明レガシーエリアのまちづくり、有明ガーデン等)との連携や、りんかい線、ゆりかもめとの乗換利便性が実現される予定です。

臨海地下鉄のメリット

ここでは、臨海地下鉄のメリットについて解説します。

移動の円滑化

出典:東京都中央区,都心・臨海地下鉄新線パネル,https://www.city.chuo.lg.jp/a0035/machizukuri/koutsuukeikaku/rinkaichikatetsu.html,参照日2026.2.12

臨海地下鉄によって、都心部から臨海エリアへの直通アクセスが実現します。これにより現在は乗換や迂回が必要な区間をスムーズに移動できるようになり、晴海〜築地〜銀座方面からの移動が大幅に短縮される見込みです。

とくに交通空白地帯となっている晴海エリアからは、東京駅まで約10分でアクセスできるようになります。

既存駅周辺の混雑解消

出典:東京都中央区,都心・臨海地下鉄新線パネル,https://www.city.chuo.lg.jp/a0035/machizukuri/koutsuukeikaku/rinkaichikatetsu.html,参照日2026.2.12

新線の開通によって既存の鉄道路線への負荷を分散でき、周辺主要駅の混雑緩和が期待されます。とくに東京駅・銀座周辺や臨海部に乗り入れる既存路線では、ラッシュ時の混雑が大きな課題ですが、利用者が新路線へ分散することでピーク時の混雑率低下に寄与する効果が見込まれます。

また複数ルートの選択肢が生まれることで、災害時の代替輸送や運行障害への対応力も向上します。

沿線まちづくりによる交通需要への対応

出典:東京都中央区,都心・臨海地下鉄新線パネル,https://www.city.chuo.lg.jp/a0035/machizukuri/koutsuukeikaku/rinkaichikatetsu.html,参照日2026.2.12

晴海や築地市場跡地、有明などでは大規模開発や人口増加が進んでおり、今後さらなる交通需要の増加が見込まれています。

臨海地下鉄は基幹交通インフラとして位置付けられており、沿線地域のまちづくりと一体で交通ネットワークを整備することで増大する需要に対応するとともに、鉄道空白地域の解消・地域活性化にも貢献します。

臨海地下鉄の今後の予定

ここでは、臨海地下鉄の今後の予定について解説します。

着工・竣工予定はいつ?

臨海地下鉄は、東京都が事業計画案を公表し具体的検討が進んでいる段階です。現在は環境影響評価や都市計画決定などの行政手続きがこれから進められる段階で、具体的な着工・竣工時期は未定です。

ただし東京都は2040年代の開業を目指す計画として検討しており、全長約6.1km・7駅の整備が想定されています。正式な工事開始時期の公表は、今後の計画進捗に左右される見込みです。

つくばエクスプレス(TX)との接続の可能性も

出典:東京都都市整備局,事業計画案,https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/25/06.html,参照日2026.2.12

臨海地下鉄は当初から、将来的な鉄道ネットワークの拡大としてつくばエクスプレス(TX)との接続が検討課題に挙げられています。東京都や沿線自治体はTXの東京駅延伸や地下鉄新線との接続に向けた検討や働きかけを進める協議会を設立し、事業化促進を図っています。

将来的に接続が実現すれば、TX沿線と臨海エリアのアクセスが大きく向上する可能性があります。

まとめ

臨海地下鉄は、都心部と臨海副都心を結ぶ新たな基幹交通インフラとして構想が進められている地下鉄新線です。東京駅から有明・東京ビッグサイトまでを結ぶルートは、移動の円滑化や混雑緩和、沿線開発と連動した交通需要への対応に大きく貢献すると期待されています。

現時点では着工・開業時期は未定ですが、2040年代開業を目標に検討が進行中です。今後の事業化やTX接続の動きにも注目が集まっています。