【2026年最新】1立米(1m³)のコンクリートの重さは?単価・材料・手練り量まで解説

建設工事でよく使われる1立米(1㎥)という単位ですが、コンクリートの場合、重さや単価、材料の配合量などがどれくらいになるのかイメージできず、判断に迷う方も多いでしょう。
結論として、1立米は見積や発注の基本単位ですが、量・重さ・材料・施工難易度を正しく理解していないと、過不足や想定外のコスト増につながる恐れがあります。
そこでこの記事では、1立米のコンクリートについて、実務で役立つ知識や判断ポイントをわかりやすく解説します。
目次
1立米(りゅうべい/リューベ)のコンクリートとは?
1立米(1m³)のコンクリートとは、「体積が1立方メートル分のコンクリート量」を指す、建設(建築・土木)の基本的な数量単位です。
名前の由来として、日本ではメートルを「米」と表記する慣習があります。そして、昔は立方メートルを「立方米」と書いていましたが、徐々に略され、「立米」と呼ばれるようになりました。
なお、コンクリートは、袋や個数ではなく体積で管理しないと施工量を正確に把握できない材料です。そのため、国土交通省の公共工事積算基準や、生コンクリート工場の出荷単位でも「m³」が標準として採用されています。
「縦1m×横1m×高さ1m」「幅1m × 長さ10m × 厚さ10cm(0.1m)」はどちらも合計1㎥となるため、1立米と呼ばれるのが特徴です。
1立米のコンクリートの重さは何トン?
1立米(1m³)の普通コンクリートの重さは約2.3t(2,300kg)です。
国土交通省が公開している「公共建築工事標準仕様書(建築工事編) 」でも、普通コンクリートの気乾単位容積質量(乾いている際の重さの単位)は、2.1t/㎥~2.5t/㎥とされており、その平均となる2.3tがよく用いられます。
なお、重量が軽くされている軽量コンクリートの場合は、1種の場合1.4〜1.8t/㎥、2種の場合1.8〜2.1t/㎥と記されています。
水の単位容積重量は1.0t/㎥(つまり、1立米で1.0t)であるため、非常に重量のある材料だとわかります。
1立米のモルタルの重さとの違い
コンクリートの材料のひとつであるモルタルの場合、1立米の重さは約2.0〜2.2トン程度が目安です。モルタルには砂利が含まれていないことから、以下のようにコンクリートよりも軽くなるのが特徴です。
| 材料 | コンクリート | モルタル |
| セメント | ○ | ○ |
| 砂 | ○ | ○ |
| 砂利 | ○ | × |
| 単位体積重量 | 約2.3t/m³ | 約2.0〜2.2t/m³ |
2026年時点で1立米のコンクリートの単価はいくら?
2026年時点における普通コンクリート1立米あたりの材料単価の目安は「20,000円前後」です。
※1 コンクリート協同組合やメーカー単価を平均
※2 スランプ18cmを想定
時期はもちろん、地域によって単価にズレが生じます。ただし金額は「材料代のみ」のケースが多く、実際の支払額は条件次第で大きく変わる点に注意が必要です。
生コン車による輸送費や小口割増、余剰分の処理費用、施工費などもかかるため、最終的な金額が変動する点に気を付けましょう。
1立米のコンクリートに必要な材料量(配合量)はどれくらい?
普通コンクリートを配合する場合の目安は「セメント1:砂3:砂利6:水セメントの約60%」です。そのため、1立米(2.3t)をつくる際には、以下が配合量の目安となります。
- セメント:約300kg
- 砂:約800kg
- 砂利:約1,000kg
- 水:約180kgが目安です。
配合量を間違えると、コンクリートの品質が低下する場合もあります。現場で手配合を行う場合には、配合量に注意しましょう。
1立米の生コンクリートは手練りできる?
結論から言うと、1立米の生コンクリートを手練りで施工するのは現実的ではありません。
1立米は約2.3トンあり、セメント25kg袋で約12袋、砂・砂利を含めると大量の材料を10回以上に分けて練る必要があります。作業時間が延びると硬化が始まり、コールドジョイントや仕上がり不良のリスクが高まるため、実務では、手練りで対応できるのは多くても0.2〜0.3立米程度が限界です。
1立米のコンクリートについて考える際の注意点
1立米のコンクリートを検討する際は、数量と施工条件を総合的に判断することが重要です。コンクリートを取り扱う際には、以下のポイントを確実にチェックしましょう。
一度に打設できる人員と時間が確保できるか
搬入経路や生コン車が現場に進入できるか
天候が良いか(問題なく養生できるか)
1立米規模のコンクリートの場合、途中中断で仕上がりや耐久性が低下するおそれもあります。「量は足りているのに養生で失敗した」というケースもあるため、搬入や打設前に、各ポイントを考慮して施工を進めましょう。
1立米のコンクリートについてよくある質問【FAQ】
セメント25kgでコンクリート何m³できる?
一般的な配合では、セメント25kgでつくれるコンクリート量は約0.08〜0.1m³が目安です。1立米を作るには25kg袋が約12袋必要になり、これに加えて大量の砂・砂利・水を用意する必要があります。袋数だけで判断せず、材料全体の量と施工手間を考慮することが重要です。
DIYで1立米のコンクリートは現実的?
DIYで1立米を施工するのは現実的ではありません。材料重量は約2.3tになり、練り作業・運搬・打設を人力で行うと時間切れや仕上がり不良のリスクが高まります。DIYで無理なく対応できるのは0.2〜0.3立米程度までと考え、超える場合は業者依頼を検討するのが安全です。
まとめ
1立米(1㎥)のコンクリートは、体積以上に重さ・施工負荷・段取りが重要です。
もし数量・単価・材料量を把握せず進めると、DIYでも、現場での練り混ぜ、生コンの搬入依頼でも失敗しやすくなります。まずは必要立米と施工条件を整理し、無理のない方法を選ぶことが失敗回避に欠かせません。