【2025年10月入居開始】晴海フラッグスカイデュオ|間取りや価格を解説

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トレンドワード:晴海フラッグ スカイデュオ
2025年10月入居開始予定の「晴海フラッグ スカイデュオ」は、東京湾岸エリア最大級の再開発「晴海フラッグ」に誕生する地上50階建てツインタワーです。
オリンピック選手村跡地という希少性に加え、シティビューとオーシャンビューを楽しめる眺望、平均74㎡のゆとりある住戸設計、充実した共用施設を備えています。本記事では間取り・価格・入居時期のほか、投資リスクや将来価値まで詳しく解説します。
晴海フラッグとは

晴海フラッグ(HARUMI FLAG)とは、「晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業」による都市開発プロジェクトです。約13haの広大な土地に、5,632戸の分譲住宅・賃貸住宅と商業施設の合計で24棟が建築され、将来的には約12,000人が入居する街となります。
住宅の他に保育施設、介護住宅なども整備され、これからの都市生活のフラッグシップになる街を目指して開発が進められています。さらに都営地下鉄・都営バス・東京BRT・コミュニティサイクルと様々な手段を利用可能で、アクセスの良さも魅力です。
2020東京オリンピック跡地を利用

晴海フラッグは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村として利用されていました。その後、新築住宅・商業施設として分譲が進められています。
実際に、広大な中庭やマンションのエントランスといった場所に、アスリートのサインTシャツやポートレート等のレガシーがディスプレイされています。
晴海フラッグの構成

晴海フラッグは、大きく分けて「PORT VILLAGE、SEA VILLAGE、SUN VILLAGE、PARK VILLAGE」の4街区から構成されています。主な特徴は、下表の通りです。
主な用途 | 棟数 | 住戸数 | 階数 | |
---|---|---|---|---|
PORT VILLAGE | 賃貸住宅、店舗、保育施設、介護住宅 | 4棟 | 1,487戸 | 地上15~17階、地下1階 |
SEA VILLAGE | 分譲住宅 | 5棟 | 686戸 | 地上14階~18階、地下1階 |
SUN VILLAGE | 分譲住宅、店舗 | 7棟 | 1,822戸 | 【板状棟】地上14階~18階、地下1階【タワー棟】地上50階、地下1階 |
PARK VILLAGE | 分譲住宅、店舗 | 7棟 | 1,637戸 | 【板状棟】地上14階~18階、地下1階【タワー棟】地上50階、地下1階 |

このうち「晴海フラッグ スカイデュオ(HARUMI FLAG SKY DUO)」とは、SUN VILLAGE タワー棟とPARK VILLAGE タワー棟の2棟からなるツインタワーのことを指します。
晴海フラッグ スカイデュオの特徴①基本情報

ここでは晴海フラッグ スカイデュオの「基本情報」について解説します。
住所アクセス
晴海フラッグ スカイデュオの所在地は、それぞれ下記の通りです。
- SUN VILLAGE第二工区:東京都中央区晴海五丁目503番(地番)
- PARK VILLAGE第二工区:東京都中央区晴海五丁目504番(地番)
交通アクセスは、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅(A3a出口利用) より徒歩18分です。さらに隣接する「晴海五丁目ターミナル(通称:マルチモビリティステーション)」には東京BRT・都営バス・コミュニティバス・コミュニティサイクルなどが配備されており、交通アクセス拠点として活用されています。

次世代移動手段として、コミュニティサイクルも普及しています。街の各所に合計約400台が設置されており、街中のアクセスはもちろん、豊洲や銀座など周辺エリアへのアクセスにも便利です。
物件概要
晴海フラッグ スカイデュオの物件概要は、下記の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
用途地域 | 商業地域 |
構造・規模 | 鉄筋コンクリ―ト造地上50階地下1階建 |
敷地面積 | ●SUN VILLAGE:37,441.27㎡ ●PARK VILLAGE:35,175.79㎡ |
専有面積 | ●SUN VILLAGE第二工区:49.38㎡~145.54㎡ ●PARK VILLAGE第二工区:47.74㎡~161.12㎡ |
間取り | 1LDK~3LDK |
総戸数 | ●SUN VILLAGE第二工区:733戸 ●PARK VILLAGE第二工区:722戸 |
竣工時期 | 2025年秋 |
価格・倍率
2019年7月に販売が開始されて以来、2022年下旬のSUN VILLAGE第2期2次・PARKVILLAGE第2期2次まで高倍率が続きました。三井不動産レジデンシャルによると、販売価格は「4,800万円台(1LDK)~3億4,900万円台(3LDK)」です。
販売戸数 | 登録申込数(累計) | 倍率 | |
---|---|---|---|
①PARK VILLAGE第1期・SEA VILLAGE第1期(2019年4月~8月) | 600戸 | 1,543組 | 約2.57倍 |
②PARK VILLAGE第1期2次・SEA VILLAGE第1期2次(2019年9月~11月) | 340戸 | 2,220組 | ー |
③SUN VILLAGE第1期・SEA VILLAGE第2期(2020年1月~3月/2021年8月~11月) | 631戸 | 5,546組 | 約8.7倍 |
④SUN VILLAGE第1期2次・PARK VILLAGE第2期(2022年1月~4月) | 557戸 | 3,685組 | 約6.6倍 |
⑤SUN VILLAGE第2期・SEA VILLAGE第2期2次(2022年5月~7月) | 408戸 | 5,669組 | 約13.8倍 |
⑥SUN VILLAGE第2期2次・PARK VILLAGE第2期2次(2022年9月~11月) | 230戸 | 6,959組 | 約30.2倍 |
入居時期
晴海フラッグ スカイデュオの入居時期は「2025年10月下旬」です。2025年9月下旬の竣工後に引き渡されます。
晴海フラッグ スカイデュオの特徴②間取り・共用施設
ここでは晴海フラッグ スカイデュオの「間取り・共用施設」について解説します。
間取り
晴海フラッグ スカイデュオの間取り内訳は、下表の通りです。2~3LDKが主流で、ファミリー層の購入が想定されています。
1LDK | 2LDK | 3LDK | 計 | |
---|---|---|---|---|
SUN VILLAGE 第二工区 | 45 | 202 | 486 | 733戸 |
PARK VILLAGE 第二工区 | 16 | 150 | 556 | 722戸 |

晴海フラッグ スカイデュオの専有部の平均面積は、約74㎡と広いのが特徴です。さらにリビング・ダイニングの天井高は約2,600mmでゆとりがあり、廊下の有効幅は約1,000mm、サッシュ高は約2,100mmといったフルフラット設計が採用されています。
例えば上図は「6TM95タイプ(19階~47階)」の間取りで、「3LDK+2WIC+SIC+S」の間取りです。専有面積は「95.56㎡」、バルコニー面積は「44.54㎡(19階~35階)、44.61m2(36階~47階)」となっています。
共用施設

晴海フラッグには合計51室もの共用室があり、そのうち各棟に設置された 25 室の共用室は、分譲街区の住民であれば街区を超えて誰もが自由に利用可能です。具体的にはゲストルームやパーティールーム、大浴場といった共用施設が利用できます。

さらにスカイデュオの48階には、展望台となるラウンジが設置されています。眺望について詳しくは、次項「眺望シミュレーション」をご覧ください。
眺望シミュレーション

都心方面を望むSUN VILLAGEスカイラウンジは「シティビュー」をコンセプトに、都市のきらめきや多様性などを意識した空間となっています。

一方で東京湾を望むPARK VILLAGEスカイラウンジは「オーシャンビュー」をコンセプトに、リゾートの解放感を意識した空間づくりが施されているのが特徴です。
地下駐車場
晴海フラッグ スカイデュオには、下記台数の駐車場が完備されています。
- SUN VILLAGE:831台
- PARK VILLAGE:758台
そして駐車スペースは、地下に設けられているのが特徴です。これにより、空地率約50.3%という開放的でゆとりある空間が確保されています。最大約70mの棟間隔を生み出すことで、明るくオープンな環境となりました。
また各街区内の建物は、地下駐車場でつながっています。宅配の集荷やごみ収集などのサービス動線も地下で完結でき、サービス事業者の交通量や一時停車などの減少に貢献しています。
晴海フラッグ スカイデュオの特徴③建築・構造
ここでは晴海フラッグ スカイデュオの「建築・構造」について解説します。
免震・制振の「ハイブリッド構造」

晴海フラッグ スカイデュオでは、安全と住空間の理想を追求した「免制震ハイブリッド工法」が採用されています。
具体的には地震時に建物への力を伝えにくくし、躯体への負担を低減する免震構造です。地震エネルギーが建物に及ぼす影響を低減する制震装置も採用することで、地震に対する安全性を実現しました。
スケルトン・インフィルの採用

晴海フラッグ スカイデュオでは、「スケルトン・インフィル」が採用されています。これは構造躯体を表す「スケルトン」と内装・設備を表す「インフィル」を分離するスタイルで、一般的に住戸内に配置され専有面積に含まれるパイプスペースを、住戸外に設置しているのが特徴です。
これによろ居住空間の有効面積を高め、より効率的でゆとりある空間設計となっています。水廻りも含めた間取りの可変性も高くなり、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
設計・施工ゼネコン
晴海フラッグ スカイデュオの設計・施工ゼネコンは、下記の通りです。
【SUN VILLAGE第二工区】
- 設計:株式会社三菱地所設計、前田建設工業株式会社
- 施工:前田建設工業株式会社
【PARK VILLAGE第二工区】
- 設計:株式会社日建ハウジングシステム、三井住友建設株式会社
- 施工:三井住友建設株式会社
晴海フラッグ スカイデュオの気になる疑問

ここでは晴海フラッグ スカイデュオの気になる疑問について、まとめて解説します。
違法民泊や中国人経済圏が形成される心配は?
晴海フラッグでは管理規約により、短期賃貸や民泊営業は原則禁止されています。とくにスカイデュオは分譲タワーのため、監視体制や管理組合による規制が厳しく、違法民泊が長期間放置される可能性は低いと考えられます。
また中国国籍の購入者は一定数いるとされますが、実際に居住しているファミリー層が中心です。現状では「中国人経済圏」と呼べるほどの偏りは見られませんが、引き続き対応が求められます。
投資目的や転売リスクはある?
スカイデュオは立地やブランド性から、投資目的での購入者も存在しています。ただし実需層による長期居住を前提とした購入が多く、過度な投機的売買は抑制される傾向にあります。
管理費・修繕費の見通し
スカイデュオは大規模タワーマンションで共用施設も充実しており、管理費は平均的な都心タワー水準です。ただし長期的には、エレベーターや外壁大規模修繕などで積立金の増額が予想されます。
晴海フラッグ全体で管理組合の規模が大きく効率的な運営が可能ですが、将来的な修繕費上昇は避けられず、購入時から長期負担を見込んだ資金計画が重要です。
将来の資産価値
晴海フラッグは再開発エリア全体の完成度や周辺インフラ整備が進むにつれ、中長期では一定の価値維持が期待できます。
ただしスカイデュオは駅距離や眺望など個別条件で資産性に差が出やすく、将来売却を意識するなら立地条件の良い住戸選びが鍵となります。
まとめ
晴海フラッグ スカイデュオは都心と湾岸の魅力を融合したツインタワーで、広い専有面積や多彩な共用施設が特徴です。長期的な資産価値は再開発の進行に伴い維持が見込まれる一方、駅距離や眺望条件が評価の鍵となります。