インフォマティクス、最新版GyroEye 2021.2をリリース|従来比5倍の効率化
株式会社インフォマティクス(本社:川崎市幸区大宮町1310、代表取締役:齊藤大地)は、Mixed Reality(複合現実;以下MR)システムの最新版GyroEye(ジャイロアイ)バージョン2021.2の発売を開始しました。
本バージョン改訂のポイントは、GyroEyeのアドオンソフトである「TS+(ティーエス・プラス)」のキャリブレーション時間の大幅短縮で、従来比5倍の効率化を実現しています。また、このたび遠隔臨場・変状調査ソリューションXRoss野帳(クロスヤチョウ)の最新版1.2も同時にリリースしました。
※TS+;ティーエス・プラスは、GyroEye Holoと測量機器トータルステーションとの連携システムです。GyroEye(ジャイロアイ)は、Microsoft HoloLens2に対応したMRアプリケーションGyroEye Holo(ジャイロアイ・ホロ)やデータ変換ツール、コンテンツ管理システム(CMS;シーエムエス)等で構成されるMRシステムです。
このたびのバージョンアップのポイントは、GyroEye HoloのアドオンソフトTS+のキャリブレーション時間の効率化です。初期のセッティング手順を簡略化することで、大幅な時間短縮を実現しました。従来は、このセッティングに15分程度を要していましたが、本バージョンでは3分程度でできるようになり、従来比5倍の効率化を実現しています。
このたび、東京鋪装工業株式会社様ご協力のもとで行った性能試験では、簡略化された新たなキャリブレーション手順において良好な位置精度でMRモデルが表示できることを確認しました。(下図)
また、このたび遠隔臨場・変状調査ソリューションXRoss野帳も同時に最新版をリリースしました。
TS+ 位置精度の試験結果
既知点3、既知点7間33.059mを往復して位置精度を計測した結果、いずれも10mmから15mmの誤差に留まった。(上記は一定の環境下で行った試験による結果です。製品の性能を保証するものではございません。)
このたび、試験で協力くださった東京鋪装工業株式会社の白山様からは「新しいTS+はデータ準備とキャリブレーションが容易となり、現場実務への導入に目処が立ちました。」というコメントを頂きました。
試験協力:
東京鋪装工業株式会社
生産技術部 生産技術課 兼 DX推進室DX推進課
担当部長 白山公三様
特長と機能向上
GyroEye(ジャイロアイ) | GyroEyeは、Microsoft HoloLens 2やiOSデバイスで、CAD図面を実寸大で投影して、建設現場の生産性向上を実現するMRシステムです。現在、建設DXを牽引するツ-ルとして注目されています。 新バージョンでは、ハンドジェスチャーの操作改良を行い使い易くなった他、不具合修正等を行いました。また、GyroEye iOS Viewerには新たにQRモードでのモデル読み込み機能を追加し手早くモデルが表示できるようになりました。 |
TS+(ティーエス・プラス) ※TS; Total Station/ トータルステーション | TS+は、HoloLensが投影する3Dモデルの位置精度を測量機器トータルステーションで捕捉して、広範囲な現場でのMR重畳精度の向上を実現します。このたびの改良では、キャリブレーション方法の簡略化、既知点や高さ指定の制限の解除、補正ロジックの改良、通信処理の改善など、大幅な機能改善を行いました。 このたびの改訂に伴い、TS+で使用する360°プリズムを「キャンディーミラー」に変更します。 「キャンディーミラー」は、TS+で使用するLN-150と同じトプコン社製で、従来製品より小型化を実現、より使い易くなりました。 ※従来のライカミニプリズムをお使いの場合は、そのままご利用いただけます。 また、TS+のセットの改訂に合わせて、価格改定も予定しております。(2022年6月以降) ※詳しくはお問い合わせください。 |
XRoss野帳(クロスヤチョウ) | XRoss野帳は、遠隔臨場、帳票連携を行うためのMRシステムです。HoloLensを装着した現場作業者が、事務所検査員のPCに、リモートでMR映像を送信したり、検査した測定値をPCの帳票に自動入力できる等、多彩な機能を備えています。 新バージョンでは、写真撮影の操作が不安定になる現象を改良しました。 |
各製品の入手方法
・GyroEye及びXRoss野帳の保守契約中ユーザ様には、それぞれのダウンロード方法をメールでご案内します。
・GyroEye保守未加入のユーザ様には、ご加入いただくことでダウンロード方法をメールでご案内いたします。
・TS+はコントローラアプリが必要です。ご購入者様にダウンロード方法をメールでご案内します。
インフォマティクスについて
株式会社インフォマティクスは、1981年の設立以来、建築・設計向けのCAD/CGシステムおよび地理情報システムの開発、販売、保守サポートを行うシステムインテグレータとして成長を続けており、本社(川崎市)、営業所(大阪、名古屋)の総勢約223名(2021年6月末現在)の社員から成る企業です。国内の中央官庁、地方自治体、社会インフラ事業者、建設・土木・エンジニアリングなどエンタープライズ企業に多数の導入実績があります。
*インフォマティクスは創立40周年を迎えました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000034332.html
製品に関するお問い合わせ
担当:株式会社インフォマティクス 事業開発部 金野(こんの)、黒坂、高橋
Mail:gyroeye@informatix.co.jp TEL:044-520-0850 FAX:044-520-0845
ニュースリリースに関するお問い合わせ
株式会社インフォマティクス 事業開発部 プレスリリース担当
〒212-0014 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー27F
Mail:ifx-marketing@informatix.co.jp
TEL:044-520-0850 FAX:044-520-0845
※GyroEye、ジャイロアイ、XRoss野帳は、株式会社インフォマティクスの登録商標です。その他記載の製品名、会社名は各社の登録商標です。
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