DataLabs、鉄筋出来形計測の効率化で国土交通省のインフラDX大賞を受賞

DataLabs株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田尻大介、以下DataLabs)は、この度、国土交通省が主催する「令和5年度 インフラDX大賞」において「スタートアップ奨励賞」を受賞いたしました。

鉄筋の出来形計測において、弊社が開発する3次元配筋検査ツール「Modely」を活用することで、検査業務の生産性が向上することに加え、自動生成される3次元モデルの活用が、インフラ構造物の維持管理の生産性向上にも寄与する可能性がある点も評価して頂きました。

DataLabsは今後も、国内外においてインフラ構造物の維持管理における3次元モデルの社会実装及びBIM/CIM推進の更なる発展に貢献して参ります。

3次元配筋検査ツール「Modely(モデリー)」とは

Modelyは点群データを活用した3次元配筋検査ツールです。LiDAR付のiPad等でスキャンした鉄筋の点群データをModelyにアップロードし、検査範囲を画面上でクリック指定するだけで、範囲内の鉄筋を一斉に検出し、自動モデル化します。

自動生成したモデルから、鉄筋本数・鉄筋間隔等の検査項目を自動計測し、帳票を自動作成することが可能です。また、かぶり厚や重ね継手長も計測することができます。点群データ・3次元モデルや作成した帳票は、施工者と発注者間でクラウド上での共有が可能で、任意の箇所にコメントや写真を付けることもできます。

Modely専用サイトhttps://www.datalabs.jp/modely

「Modely」導入のメリット

「Modely」では、現状課題とされている「2段配置の主鉄筋」や「床版の下側鉄筋」のほか、環状フープ筋の計測も可能です。また、下記のような省力化等の効果があります。

従来方法による配筋検査では、メジャーによる計測や写真の撮影、検査帳票の作成等に160万円程度の人件費がかかるが、Modelyを活用することで、トータルコストを100万円まで低減。
検査作業に要する時間が、5分の1程度に低減(150分/回→30分/回)。
・点群取得からモデリングまでiPad上で完結するため、高価格の専用ソフトや専用計測デバイスが不要。UIも簡素で誰でも使いやすい仕様。

「インフラDX大賞」とは

国土交通省が、建設現場の生産性向上に関するベストプラクティスの共有を目的に平成29(2017)年度より実施してきた「i-Construction 大賞」を、令和4(2020)年度に「インフラDX 大賞」と改称。インフラの利用・サービスの向上といった建設業界以外の取組へも募集対象を拡大しています。

また、インフラ分野におけるスタートアップの取組を支援し、活動の促進、建設業界の活性化へつなげることを目的に、「スタートアップ奨励賞」を設置しております。

【国土交通省報道発表資料】

・インフラDXに関する優れた取組を行った24団体を発表!
~令和5年度 インフラDX大賞の受賞者を発表します~
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001047.html
・受賞取組概要(i-Construction・インフラDX推進コンソーシアム会員の取組部門)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/04jushougaiyou3.pdf

会社概要:DataLabs株式会社

点群データの自動3Dモデル化(BIM/CIM化)技術を基に、あらゆる建設業務を効率化するクラウドシステムの提供を行う。
設立:2020年7月
代表取締役:田尻 大介
所在地:〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町8-6

プロダクトに関するお問い合わせ
SaaS営業統括本部 川北 実穂
miho.kawakita@datalabs.jp

リリースに関するお問い合わせ
広報担当 山田 薫
kaoru.yamada@datalabs.jp