建築業界の人手不足を解消！グラフィソフトジャパンと連携 高シェアを誇るBIMソフト「Archicad」技術者の育成型派遣サービスを提供開始

総合人材サービスのパーソルグループで人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルテンプスタッフ株式会社（本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 木村 和成、以下パーソルテンプスタッフ）は、高シェアを誇るBIMソフトウェア「Archicad（アーキキャド）」を手掛けるグラフィソフトジャパン株式会社（本社: 東京都港区、代表取締役社長: トロム・ペーテル、以下グラフィソフトジャパン）と連携し、Archicad技術者の育成型派遣サービスの提供を開始しました。

これにより、2028年度末迄に300名のBIM技術者の輩出を目指し、建築業界の深刻な人手不足の解消と日本における急速なBIMの推進を支援します。

▼Archicad研修お知らせサイト
https://www.tempstaff.co.jp/staff/skillup/purpose/caddtp/course-25/

背景: 国土交通省「令和5年度BIM/CIM原則適用」に向けた、BIM技術者の育成と確保が急務

国土交通省は、建築業界のデジタル化による生産性の向上を目的とした、本年度のBIM/CIM（Construction Information Modeling）原則適用*1に向け、設計の初期段階から建築物を3次元設計できるBIM（Building Information Modeling）*2を推進してきました。

これにより、2022年12月時点では、総合設計事務所は約81％・総合建設業は約41％がBIMを既に導入しており*3、今後さらに導入が加速すると考えられます。

この流れから、BIMの専門的知識と技術を持つ有資格者の需要は高まり続けていますが、建築業界は深刻な人材不足に直面しており、人材育成と確保が急務となっています。

また、これまでパーソルテンプスタッフでは、建築業界の人材不足解消に向けたBIM技術者の育成を行ってまいりましたが、派遣先企業の拡充やスムーズな供給に課題を抱えていました。

これらを踏まえて、本サービスでは、建築業界が抱える人材不足の解消や、即戦力となるBIM技術者の育成、派遣先企業の拡充などに取り組んでまいります。

*1 国土交通省は2020年4月に、2023年度までに小規模を除く全ての公共工事でのBIM/CIM原則適用を決定。国土交通省 令和5年度BIM/CIM原則適用について（BIM/CIM推進委員会 令和5年1月）資料

https://www.mlit.go.jp/tec/content/001510002.pdf

*2 BIM：建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元化して活用する手法

*3 建築分野におけるBIMの活用・普及状況の実態調査 確定値＜詳細＞（令和4年12月 国土交通省調べ）P.10

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/20230328_15.pdf_safe.pdf

概要: 2028年度末迄にArchicad技術者300名の輩出を目指し、研修修了者の派遣先企業の拡充にも注力

BIMソフト市場の高シェア率を誇る“Archicad”を手掛けるグラフィソフトジャパンとの連携により、人材不足が深刻な建築業界に向けて、2028年度末迄にArchicad技術者300名の輩出を目指します。

今回は、パーソルテンプスタッフが、グラフィソフトジャパンが開発したトレーニングカリキュラムのトレーニングパートナーとして、即戦力人材を育成します。加えて、派遣先企業の拡充にも注力するなど、人材供給がスムーズに運ぶよう、当社の人材業界ならではのノウハウや強みを生かした取り組みを行います。

今後は、WEBによる全国各地からの受講対応や、名古屋研修室の展開も予定しています（2023年7月時点では、東京／大阪のみ）。

Archicadの特徴 ～ 充実の3次元オブジェクトで、世界の建築業界における高シェアを誇る ～

・ビジュアライゼーション

コンセプトデザインを魅力的にビジュアル化することが可能であり、また高品質なレンダリング機能の搭載により、設計初期のプレゼンテーションでもスピード感のある対応が可能。

・優れた操作感覚

操作性の良さと、分かりやすいアイコンのUIにより、初心者でも短期間で基本的な使用方法を習得可能。また、プロジェクトに合わせた情報追加によりBIMデータが作成されるため、デザインに集中できる。

トレーニングカリキュラムについて

トレーニングカリキュラムは、段階的な初級・中級・上級レベルが用意されています。今回の取り組みでは、中級レベル*4（2時間×9コマのワークフロークラス）の研修が対象となり、実務経験が豊富な講師による、研修室でのライブクラスが基本となります*5。

ライブクラスのメリットは、対面ならではの質疑応答のしやすさから、プラスアルファの情報や実践的な内容をより学びやすいといった点が挙げられます。また、グラフィソフトジャパンのArchicad認定試験を受験することで、習得レベルの把握や証明も可能です。

*4 中級レベルを受講するためには、初級レベルの事前受講が必須となります。初級レベルは、原則研修室（東京／大阪）にて2時間×6コマの基本スキルを講師のサポートを受けながらビデオ受講します。

 *5 講師が来校不可の場合はオンライン受講も可能です。

対象者

パーソルテンプスタッフの登録スタッフで、以下を満たす方が対象です（登録がない場合は新規登録をご案内します）。

・求職中、または現在の仕事の契約が終了する方で、パーソルテンプスタッフから仕事の紹介を希望される方

・「東京研修室」は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県で、「大阪研修室」は大阪市内での就業が可能な方

・CADソフトを使用し、建築業界でのオペレーション業務経験のある方

・パーソルテンプスタッフの東京研修室・大阪研修室にて、自習形式の事前研修カリキュラムを12時間受講していただくことが可能な方

※事前の学習をいただけない方は研修を受講できません。

※就業を確約するものではありません。

受講料

無料

＜サービスに関するお問い合わせ先＞

パーソルテンプスタッフ株式会社

CAD事業部

メールアドレス: challengecad@tempstaff.co.jp

電話: 0120-292-102（東京）・0120-102-872（大阪）

Graphisoftについて＜ https://graphisoft.com/ ＞

Graphisoftはハンガリーで1982年に創立。1984年、業界初の建築家のためのBIMソフトウェアArchicadでBIM革命に火をつけました。

Graphisoftは主力製品であるArchicadを中心に、イノベーティブなソリューションにより業界をけん引し、世界初のリアルタイムでのBIMコラボレーション環境を実現した革命的なBIMcloud、BIMモデルを快適に閲覧できる世界をリードするモバイルアプリBIMxなどを提供しています。

グラフィソフトジャパン株式会社について＜ https://graphisoft.com/jp ＞

グラフィソフトジャパンは、業界初の建築家のためのBIMソフトウェアArchicadを提供するGraphisoftの日本法人です。顧客には大手ゼネコン、組織設計事務所、設計事務所、大学、専門学校を持ち、日本でも有数のBIMソリューションプロバイダと認められております。

※Graphisoft／Archicad／BIMcloud／BIMxは、Graphisoftの商標または商標登録です。

パーソルテンプスタッフ株式会社について＜ https://www.tempstaff.co.jp/ ＞

パーソルテンプスタッフ株式会社は、人材派遣、ビジネス プロセス アウトソーシング、官公庁受託事業などのサービスを提供しています。2017年7月より、テンプスタッフ株式会社からパーソルテンプスタッフ株式会社へ社名変更。パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、グループの総力をあげて、労働・雇用の課題解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。