おすすめの工程表アプリ|選び方やメリットまとめ

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著者:小日向

トレンドワード:工程表アプリ

工程アプリ」についてピックアップします。現場のスケジュール管理がスムーズになるアプリは、導入事例も年々増えています。本記事では工程表の種類や、おすすめの工程表アプリについてご紹介していきます。工程表アプリ選びの参考にしてみてください。

工程表アプリとは

工程表アプリとは、現場作業の工程作成やスケジュール管理が行えるアプリのことを指します。紙の工程表とは違いデジタル化されているため、管理がしやすく導入が広がっています。

建設現場では人手不足や生産性の向上が課題となっており、アプリを利用することで業務効率改善が期待されているのです。

工程表アプリのメリット

工程表アプリの主なメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 生産性が上がる
  • 情報共有が簡単になる
  • スマホから確認できる
  • スケジュール管理に便利
  • 紙を削減できる

工程表アプリを使えば、工事全体の流れが管理しやすくなります。作業者の進捗状況が把握できることで、適切な人員配置にも繋がるでしょう。

また紙ではなくオンライン上での管理になるため、いつでもどこでも内容が確認できます。紙資源の節約にもなり、環境に優しいというメリットもあります。

工程表の種類

ここでは、一般的な現場で使われている工程表の種類についてまとめておきます。工程表アプリにも様々なタイプがあるので、どの工程表に対応しているか確認しておくのがおすすめです。

①バーチャート工程表

https://aippearnet.com/single-post/process_chart_type/

バーチャート工程表は、作業内容と期間を縦横に配置するタイプです。最もシンプルで分かりやすいため、直感的に作業内容を把握できます。

ただし各工程と全体との関係性が示されていないため、一部で遅延等がある場合に全体に与える影響が把握しにくくなります。

②ガントチャート工程表

https://aippearnet.com/single-post/process_chart_type/

ガントチャート工程表は、作業の進捗率(%)を示すタイプです。具体的な日程ではなく進捗状況の把握に用いられ、複数の作業を同時並行する場合に向いています。

ただしスケジュールに関しては、別途管理する必要があります。作業がどこまで進んでいるのか、直感的に把握したい場合に使われます。

③ネットワーク工程表

https://aippearnet.com/single-post/process_chart_type/

ネットワーク工程表は、作業同士の関連性が明確に分かるタイプです。「作業⑤が終わらないと⑥に進めない」といったように、次に行うべき作業が一目で把握できます。急な作業変更があった場合でも、他の作業への影響が分かりやすくなります。

複数の工種が存在する大規模工事で用いられることが多く、作成するには専門的な知識や経験が求められます。

④グラフ式工程表

https://aippearnet.com/single-post/process_chart_type/

グラフ式工程表は、縦軸に進捗率・横軸に月日をプロットする方法です。バーチャートとガントチャートの両方を組み合わせた形式となります。

作業状況と期日が一目で分かりやすいですが、作成に手間が掛かってしまうのがデメリットでしょう。

おすすめの工程表アプリ

ここでは、おすすめの工程表アプリをご紹介していきます。対応している工程表の種類も様々なので、使いやすい種類を選びましょう。

①工程さん|シンプルで使いやすい

https://hanasoft.net/HOTEI.htm

「工程さん」は、工程表作成に特化したアプリです。一般的な工程表の様式なら「初期設定ウィザード」であっという間にお好みの工程表用紙が完成します。順番にレイアウトを選ぶだけなので、パソコンに慣れていなくても操作に迷うことはありません。

https://hanasoft.net/HOTEI.htm

週間工程表やバーチャート、ガントチャートなど全5種類の工程表が作成できます。お試し期間には、すべての機能が使えます。また週間工程表は、無料期間終了後でも使用可能です。

仕様がExcelに似ているので、説明書無しで手軽に使えると人気です。オートシェイプで図形描画をするように工程表を作成でき、工程表ならExcelとは比べ物にならないほど素晴らしい機能が満載です。

【参考】工程さん

②ダンドリワーク|クラウド一元管理

https://dandori-work.com/

「ダンドリワーク」は、施工現場に必要な情報や図面などの資料すべてをクラウド上に一元化できるツールです。電話・FAX・メールなどの従来のツールで起きがちな連絡のミスや手間を回避し、施工現場の情報と進捗を管理できます。

https://dandori-work.com/features/

工程表管理機能を使えば、変更がリアルタイムで共有できます。伝え漏れが無くなり、協力企業様の空き状況も分かるので工程の均一化が実現します。

https://dandori-work.com/features/

バーチャート、ガントチャート式のほか、カレンダー式工程表にも対応しています。比較的短期間の工事であれば、一日単位で予定が確認できて便利です。

【参考】ダンドリワーク

③KANNA|リアルタイムで状況把握

https://lp.kanna4u.com/

「KANNA」は建設土木業界向けの施工管理をサポートするアプリです。管理者は工事の進捗状況把握のストレスから開放され、より正確でスピーディーな判断・意思決定ができるようになります。

工事のスケジュールや進捗状況、現場の状況をアプリを通じてリアルタイムにミスなく把握できるようになるため、毎回現場へと足を運んだりメールや電話で何度も確認する必要がなくなります。管理者が現場を訪れる移動時間も削減できて、コストカットにも繋がります。

【参考】KANNA

④Aippear|建築業務全般に対応

https://aippearnet.com/

「Aippear」は、建築業務に必要な機能がまとめて搭載されているアプリです。工程表管理だけでなく、顧客管理、見積作成、発注書作成まで一括して行えます。

煩雑になりやすい進捗状況や書類、ファイルも一元化・見える化できます。営業、事務、経理、現場、管理者とあらゆる関係者の業務効率が改善可能です。

https://aippearnet.com/

各案件で作成した工程表は、全体把握も可能です。これにより、担当者の埋まり具合や進捗状況など現場の状態を俯瞰して確認できます。

【参考】Aippear

⑤現場Plus|コスパ重視におすすめ

https://www.kensetsu-cloud.jp/genbaplus/

「現場Plus」は、月々1万円から使える住宅会社・工務店向けの施工管理アプリです。優れたコストパフォーマンスと使いやすい操作性、導入前後の手厚いサポートで高評価を集めています。

https://www.kensetsu-cloud.jp/genbaplus/

工程表は標準テンプレートが用意されているので、期間を入力すれば即座に作成可能です。また進捗状況の入力も簡単で、現場の見える化が図れます。

さらに、複数の工程表を一画面に配置する「縦横断工程表」の機能も搭載しています。これにより、担当者の重複チェックや無理がないかなどの検討が簡単にできます。無理な工程組みを防止することで、業務効率化に繋がります。

【参考】現場Plus

工程表アプリの選び方

工程表アプリには様々なタイプがありますが、おすすめの選び方のポイントは以下3点です。

  • サポート体制の充実度
  • 操作性の良さ
  • PCとの互換性

アプリ導入時にはトラブルが付き物なので、サポート体制が充実している方が安心です。専任の担当者による説明会のほか、随時チャットやメールで対応してくれる体制が整っているアプリを選びましょう。

またスマホやタブレットでワンタッチ入力できるものなら、忙しい現場でも簡単に扱えます。誰にでも使いやすい操作性が重要です。さらに工程表は現場だけでなく事務所で確認することも多いため、PCと互換性がある方が便利です。

まとめ|工程表アプリで現場管理

これまで紙で管理していた工程表も、電子化すれば利便性がぐんと向上します。アプリには工程表管理に特化したシンプルなものから、現場全体を一括管理できるものまで幅広い種類があります。それぞれのアプリの特徴を見て、現場に合ったタイプを選んでみてはいかがでしょうか。