大林組、建設現場でBIM/CIM モデルに点群データを重畳させるプロトタイプアプリを採用

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株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村 薫、以下「ホロラボ」)と株式会社Jollystics(本社:福岡県福岡市、 代表取締役:中村 直⼈、以下「Jollystics」)は、株式会社⼤林組(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:蓮輪 賢治、以下「⼤林組」)の建設現場において、Unity Reflect プラットフォームを活用し、BIM/CIM モデルに建設現場の点群データを重畳させるプロトタイプアプリ開発を実施しました。

概要

ホロラボと Jollystics は、2020年より大林組が進める「CPSを活用した施工管理プラットフォームの開発」に関して Unity を使⽤して建設プロジェクトの施⼯段階における躯体⼯事(構造物⼯)の現状を完全に近い形でサイバー空間に再現する取り組みのアプリケーション開発に携わってきました。

* 2020年5⽉27⽇には、東京⼤学 「i-Constructionシステム学」 寄付講座第⼆回ワークショップにて、⼤林組の「⼟⽊躯体⼯事におけるCPSを活⽤した施⼯管理システム開発」の研究活動紹介にて、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社(現、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社)と共にホロラボと Jollystics が協⼒企業として記載されております。

⼟⽊躯体⼯事におけるCPSを活⽤した施⼯管理システム開発.pdf より抜粋​
https://drive.google.com/file/d/1H8MGi5NHu6moTCYA-_ykg3dmL6x18PX1/view

この度、それまで独⾃UIで開発を進めてきたアプリケーションを、 2019年12⽉にリリースされた Unity Reflect プラットフォーム上に移植し、より汎⽤性・拡張性の⾼いアプリケーションを実現するための取り組みを実施しました。


* Unity Reflect は、PC、Mac、iOS、Android デバイス(AR を含む)、Oculus Quest 2(Oculus Link)、Oculus Rift、HTC Vive、Windows Mixed Reality 上でリアルタイム 3D のプロジェクトをレビューするための Unity が提供するソリューションで標準のビューアーをベースに、開発者がカスタム開発することも出来るソリューションです。
Unity Reflect
https://unity.com/ja/products/unity-reflect

この取り組みでは、Unity Reflect の UI 上で表⽰される BIMデータに合わせて下記データを読み込み、描画する機能の技術検証とプロトタイプアプリの実装をいたしました。

読み込み・参照データ形式

  • 建設現場の点群データ (.ply ファイル等) 
  • 地図データの参照 (Google Maps 等)
  • 重機データ等の任意の3Dモデルの読み込み (.fbx/.glb ファイル 等)

実装機能

  • Unity Reflect Review の UI に配置した上記データの位置調整機能
  • 配置位置の保存及びデータ間の距離の測定する機能
  • 重機データ (クレーンなど) 追加配置、可動半径などの入力、計算機能
  • データを配置、位置調整した建築現場場面の保存機能
  • データを配置、位置調整した建築現場場面のスクリーンショット撮影機能

Jollystics 正式名:株式会社Jollystics(ジョリスティクス)

所在地:〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-2-8 ANDON 3C
資本金: 4,000,000円
代表者:中村 直人 (代表取締役)
設立日:2014年5月20日
ウェブ:https://www.jollystics.com/

ホロラボ正式名:株式会社ホロラボ

所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-25-1
資本金: 93,940,000円
代表者:中村薫 (代表取締役CEO)
設立日:2017年1月18日
ウェブ:https://hololab.co.jp/