ARCHITREND ZEROとは|使い方やメリット・価格を紹介
目次
トレンドワード:ARCHITREND ZERO
「ARCHITREND ZERO(アーキトレンドゼロ)」についてピックアップします。間取りを入力すればすぐに3Dパースが作成でき、住宅業界におすすめのツールです。本記事では、ARCHITREND ZEROの特徴やメリットについてご紹介していきます。
ARCHITREND ZEROの特徴
ここでは、ARCHITREND ZEROの特徴についてご紹介していきます。価格や使い方など、基本的な情報を押さえておきましょう。
概要
「ARCHITREND ZERO(アーキトレンドゼロ)」は、福井コンピュータアーキテクト㈱が販売している建築CADソフトです。間取りや屋根などの基本データから3Dモデルを作成し、各種図面や書類・建築CGパースなどを作成できます。
操作性を高め、業務効率化を促進します。直感的な操作で3Dモデルが作成できるので、顧客へのプレゼンから詳細な設計業務まで幅広く活用できるのが特徴です。
主な使い方
ARCHITREND ZEROは、住宅やマンションなど比較的小規模な建築での業務に向いています。ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社での導入事例も多いです。
2022年に放送されたドラマ「魔法のリノベ(フジテレビ系)」では、ARCHITREND ZEROが全面協力していました。図面やパース、出演者がCADを操作しながら解説するシーンなど、ドラマ内でも随所に登場していました。
価格
ARCHITREND ZEROの価格は公表されておらず、公式サイトから問い合わせる必要があります。参考価格としては、80~170万円程度となります。
比較的高額なソフトですが、国による「IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」の精度を活用すれば、最大半額が受け取れます。IT導入補助金について詳しくは、下記記事をご確認ください。
動作環境
「ARCHITREND ZERO Ver.9」の動作環境は、下記の通りです。パース作成やウォークスルー機能を搭載しているため、ある程度のスペックが必要となります。
OS | Windows 11 バージョン22H2Windows 10 バージョン22H2(2022 Update)(推奨:64bit) |
CPU | Core i5以上(推奨 Core i7) |
メモリ | 64bit版OS:8.0GB以上(推奨:16.0GB以上)32bit版OS:推奨4.0GB |
HDD | 7.0GB以上 |
必要解像度 | 1280×1024以上(推奨:1920×1080) |
いきなり購入するのは不安という方は、「無料体験版」のダウンロードも可能となっています。体験版では、ARCHITREND ZERO Ver.9を30日間体験可能です。
さらに、CAD連携新サービス「ARCHITREND Drive」、「WEB申請書作成」、「まどりっち相互連携」もあわせて使用できます。
ARCHITREND ZEROのメリット
ここでは、ARCHITREND ZEROのメリットについて詳しくご紹介していきます。「普通の3D CADと何が違うの?」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
即座に3Dパースが作成できる
ARCHITREND ZEROでは、間取りを入力すれば3次元データを自動生成できます。柱壁や寸法、面積まで一括作成し、入力の手間を削減できます。
具体的には「キッチン部分の建具と造作棚の干渉」など、2次元作図と同時に立体確認が可能です。これにより、スムーズなプランニングが実現します。
リアルなプレゼン資料作成
ARCHITREND ZEROは「3Dカタログ.com」と連携しています。3Dカタログ.comは国内最大級の実建材・設備製品データが一同に揃った複合型WEBショールームで、パースの意匠デザインが豊富に選べます。
カーテンやガラスブロック、エクステリアまで、設計に必要なシンボルを豊富に搭載しています。実際の建材イメージを使用することで、よりリアルなシミュレーションが可能です。
またVR(バーチャルリアリティ)にも対応しています。まるで実際の部屋にいるかのような体験ができ、高さ・奥行・広さなどをリアルに検討できるのがメリットです。これによりミスマッチが少なくなり、お客様満足度も向上します。
積算・見積と連動
ARCHITREND ZEROは、積算・見積もり業務の効率化も可能です。工事項目や拾い出し項目は過去見積もりから再利用し、数量や仕様はCAD図面から自動集計できます。これにより拾い漏れを防ぎ、見積業務のスピードアップを実現します。
法規チェックができる
ARCHITREND ZEROには、確認申請、性能表示、長期優良住宅、省エネ、法改正対応のサポート機能も搭載されています。
たとえば、確認申請図面に必要な記載漏れや不具合等がないか、自動チェックしてくれます。オリジナルのチェック項目も簡単に登録でき、個別に対応可能です。記載漏れがあった場合には記載を促すことで、申請時の手戻りを最小限に抑えられます。
現場アプリと連携可能
ARCHITREND ZEROは、「現場Plus」と連携可能です。「現場Plus」は、住宅会社・工務店向けの施工管理アプリです。優れたコストパフォーマンスと使いやすい操作性、導入前後の手厚いサポートで高評価を集めています。
「現場Plus」にダイレクトに図面データを出力できるほか、図面変更時も担当者間で瞬時に共有できます。これにより作業をスリム化し、設計と施工の遠隔コミュニケーションを支援します。
「現場Plus」について詳しくは、下記記事をご覧ください。
アフターサポートが充実
ARCHITREND ZEROは、導入後のアフターサポートが充実しています。電話サポート、リモートサポートの専用センターが設けられているので、不明点があればすぐに確認できます。また体験会やセミナーも開催されており、新人研修にも活用できます。
まとめ|ARCHITREND ZEROで業務効率化
ARCHITREND ZEROは住宅業界におすすめの3D CADツールで、直感的な操作や利便性で人気が高まっています。リアルなプレゼン資料は、新規顧客の獲得にも役立つでしょう。適切なITツールを導入して、業務効率化を図ってみてはいかがでしょうか。